親子で「おうち英語」を楽しもう~すごろく編~
「子どもに英語を習わせたいけど、スクールは高額で払えない」
「親が英語できないと、子どもには教えられないのかな」
とお子さんの英語学習をあきらめていませんか?
実は、「おうち英語」は、親が英語を話せなくでも、「簡単な英語を使うあそび」をすれば、親子で気軽に英語を学べます。今回は「すごろく」を取り入れた英語学習を紹介します。最後には、無料のすごろくボードをダウンロードができますので、おうちで使ってみてくださいね。
すごろくで英語学習するメリット
すごろくでは、順番を回したり、勝ち負けが決まったりするので、「家族や友達と遊ぶ時の表現が身につける」ことができます。また、駒を進めるときに英語で数えることで、「英語で数字を覚える」きっかけにもなります。さらに、用意するものも少ないため、忙しい人や英語学習のコストを抑えたい人にもピッタリです。
用意するもの
- サイコロ…1個
- 駒…人数分
- ボード…1枚(ページの最後でダウンロードできます。)
サイコロがなければ、スマホで「ルーレット」と検索すれば無料で使えるサイトがたくさんでてきます。ルーレットで出る数は、サイコロと同じ1~6くらいが、初心者にはちょうど良いです。
駒は、マスからはみ出ないものなら何でもOKです。我が家では、おはじきを使っています。
ボードはページの最後でダウンロードできます。プリントアウトして使ってください。色がテーマになっていますが、動物のシールなど貼ってアレンジしても良いですね。
すごろくの進め方
すごろくの進め方と、英語表現について見ていきましょう。
1.順番決め
サイコロを振る順番を決めます。親と子ども一人でしたら、子どもに先に振ってもらった方が、子どもが勝てる確率が高くなります。勝った方が子どもは楽しいので、終わった後「もう一回やりたい」と言ってくれることが多いです。
ちなみに、お子さんに先に振ってもらうときには次のように言います。
◆You can go first. 意味:先にどうぞ。
・you[ユー]…あなた
・can[キャン]…~してよい(許可)
・go[ゴー]…行く、進む
・first[ファースト]…先に、最初に
兄弟や友だちと遊ぶ場合、みんな同じくらいの年齢でしたら、じゃんけんで決めてもよいですね。じゃんけんで決める場合は下記の表現を参考にしてくださいね。
◆The Janken winner can go first. 意味:じゃんけんで勝った人が一番ね。
◆Rock paper scissors! 意味:じゃんけんぽん!
英語では、グー、チョキ、パーを次のように表現します。
・グー=rock「岩」
・チョキ=scissors「はさみ」
・パー=paper「紙」
◆I won! 意味:私の勝ち! ※wonは「ワン」と発音します。
2.サイコロを振る
サイコロを振ってもらいます。出た目の数を言ってもらいましょう。まだ難しければ目を数えながら、英語の数字と実際の数量をリンクさせていくとだんだん覚えていくと思います。
サイコロを振ってもらうときの英語表現はこうです。
◆Roll the dice. 意味:サイコロを振ってね。
・roll[ロール]…サイコロを振る
・dice[ダイス]…サイコロ
◆How many pips? 意味:目の数は何個かな?
・How many…? [ハウメニ]…何個かな?
・pips[ピップス]…サイコロの目
◆It’s two. 意味:2だね。
◆You got five. 意味:5だね。
2回以上連続で同じ目が出たときは次のように言えます。
◆You got five again. 意味:また5だね。
・again[アゲイン]…また、もう一度
3.駒を進める
サイコロで出た数の分だけ駒を進めましょう。進めるときは、「ワン、トゥ、スリー…」と数えながら進めると良いですね。最初は、出た数を進むだけでも難しいかもしれません。まずは止まったマスで何かをすることはせず、単純にゴールに進むことで、初心者のお子さんでも達成感を味わうことができると思います。
ちなみに、順番を回すときは、次のような表現を使えます。
◆It’s my turn! 意味:私の番だよ。
◆It’s your turn. 意味:あなたの番だよ。
・turn[ターン]…(~の)順番
4.止まったマスの色を聞く
慣れてきたら、止まったマスの色を聞いてみましょう。
◆What color is this? 意味:これは何色かな?
・what[ワット]…何
・color[カラー]…色
・is[イズ]…(~は)~です。
・this[ディス]…これ
◆It‘s red. 意味:赤だね。
最後に無料ダウンロードできるボードでは、6色用意しました。
・red[レッド]…赤
・blue[ブルー]…青
・green[グリーン]…みどり
・purple[パーポー]…むらさき
・pink[ピンク]…ピンク
・yellow[イェロー]…黄色
最初は、単語を知らないと思うので、まずは大人が教えてあげて、慣れてきたら何色か聞くようにすると良いと思います。聞いた色があっていたら、
◆That’s right! 意味:正解!
◆Well done! 意味:よくわかったね!
など、ほめてあげると良いですね。
5.ゴール
ゴールに近づいてきたら、次のように言ってあげましょう。
◆You are almost there. 意味:もうすぐゴールだね。
・almost[オーモスト]…もうすぐ
・there[デア]…そこ(ここではゴールのこと)
ゴールできたら、ほめてあげましょう。
◆You did it! 意味:できたね!
◆Great! 意味:すごいね!
もう一度遊びたそうだったら、こう聞いてあげましょう。
◆One more time? もう一回やる?
◆You want to do it again? もう一回やりたい?
すごろくで楽しく学ぼう
すごろくは、数の知識を身につけると同時に、順番や勝ち負けの表現も覚えることができる遊びです。無料ダウンロードできるボードを、A4サイズで印刷して、ぜひ自宅で遊んでみてください。
また、いろいろな英語表現を紹介しましたが、最初からすべて使おうとしなくて大丈夫です。特に、初心者のお子さんにとっては、すべてが英語だと苦痛になり楽しく遊べなくなって、英語への苦手意識ができてしまう可能性があるからです。まずは、一言でも英語が出れば、成長です。英語は、話せば話すほど加速度的に上達していきます。最初は、あまりできなくても、続けてさえいれば、できる範囲が増えていきます。
「すごろくボード」の無料ダウンロードはこちら
画像をタップするとPDFファイルが表示されます。