日本人が間違えやすい英語表現10選!もう間違えないための自然な言い換え

英語学習を進めていると、「あれ、この表現で合ってるのかな?」と疑問に思うことってありますよね。特に、日本語の感覚で直訳してしまいがちな表現は、ネイティブには少し不自然に聞こえてしまうことも少なくありません。

今回は、日本人が日常英会話間違えやすい英語表現をいくつかピックアップし、より自然な言い換えをご紹介します。「英語、結構できるようになったかも!」と思っている方も、もしかしたら無意識に使っている間違いがあるかもしれませんよ。

この記事を書いた人

・独学で英検®1級合格、TOEIC®925
・現役英会話講師として年間300人以上に指導
・翻訳家としても活動
・1児の母
・日本生まれ日本育ちの純ジャパ

「アパートを決める」は?

【問題】
 この文の間違っているところは?
 I am deciding an apartment?

より自然な表現は…

 I’m looking for my apartment.

「アパートを決める」という日本語につられて “decide” を使ってしまいがちですが、英語では「(まだ見つかっていない)アパートを探している」という状況を表す場合、”looking for” や “searching for” を使うのが一般的です。”decide” は、いくつか選択肢がある中から「(最終的に)決める」というニュアンスが強いので、探している段階ではあまり使いません。

「~の代わりに」は?

【問題】
 この文の間違っているところは?
 He made a speech on behalf of me.

より自然な表現は…

 He made a speech on my behalf.

「~の代わりに」「~を代表して」という意味の “on behalf of 〜” ですが、代名詞を使う場合は “on + 代名詞の所有格 + behalf” の形がより自然です。この場合、”on behalf of + 目的格の代名詞” も間違いではありませんが、ネイティブはほとんど使いません。

「話し合う」は?

【問題】
 この文の間違っているところは?
 I want to discuss about the project.

より自然な表現は…

 I want to discuss the project.

「話し合う」という意味の “discuss” ですが、discuss aboutはよくある間違いです。

「退屈です」は?

【問題】
 この文の間違っているところは?
 I’m boring.

より自然な表現は…

 I’m bored.

 ”boring” は「退屈な」「人を退屈させる」という意味の形容詞です。したがって、”I’m boring.” と言ってしまうと「私は退屈な人間です」「私は人を退屈させる存在です」という意味になってしまいます。自分が退屈している場合は “bored” を使いましょう。感情を表す形容詞でよくある間違いです。

「仕事に行く」は?

【問題】
 この文の間違っているところは?
 I go to my company.

より自然な表現は…

 I go to work. または I go to the office.

「会社」を意味する “company” は、企業そのものを指す場合が多いです。「仕事に行く」「出社する」という場合は、”go to work” や “go to the office” が一般的です。

「とても好き」は?

【問題】
 この文の間違っているところは?
 I like it very much.

より自然な表現は…

 I really like it. または I like it a lot.

“like very much” は文法的に間違いではありませんが、ネイティブはあまり使いません。”really like” や “like a lot” の方がより自然で頻繁に使われます。

「家に帰る」は?

【問題】
 この文の間違っているところは?
 I go to home.

より自然な表現は…

 I want to go home.

場所を表す名詞の前には通常 “to” が付きますが、”home” の前には “to” が不要です。”home” は副詞的な使い方をするため、”go home” で「家に帰る」という意味になります。

「彼をどう思う?」は?

【問題】
 この文の間違っているところは?
 What do you think about him?.

より自然な表現は…

 What do you think of him?

人の印象や評価を尋ねる場合は “think of” を使うのが一般的です。”think about” は、ある事柄について「熟考する」「検討する」という、より深く考えるニュアンスがあり、印象を訪ねる時は使いません。

「良い天気」は?

【問題】
 この文の間違っているところは?
 It’s good weather today.

より自然な表現は…

 It’s nice weather today.

“good weather” という表現は文法的に間違いではありませんが、”nice weather” や “beautiful weather” の方が一般的に使われます。また、「天気が良い」と主語を天気にする場合は “The weather is good.” が自然です。

「(人)に謝る」は?

【問題】
 この文の間違っているところは?
 I want to apologize for you.

より自然な表現は…

 ”I want to apologize to you.

“apologize to 人” で「に謝る」という意味になります。一方、“apologize for 物事/行為” は「物事や行為について謝る」という意味で使います。つまり、「誰に」謝るかを言いたい場合は “to” を使い、「何について」謝るかを言いたい場合は “for” を使うのが正しいのです。

少しずつ学んでいこう

今回ご紹介した表現は、日常英会話でよく使われるものばかりです。もし「あ、これ自分も使ってた!」というものがあれば、ぜひ今日から意識して直してみてください。少し意識を変えるだけで、あなたの英語はぐっと自然になり、英会話力アップに繋がりますよ。これからも一緒に英語学習を楽しみましょう!