【学び直し英語】中学文法 助動詞

中学校で習う助動詞について学び直しましょう!

助動詞とは?

助動詞とは、動詞のはたらきを助ける品詞のこと。動詞の原形と共に使用する。ここでは中学文法で習う主な助動詞を扱う。

☞POINT
助動詞…動詞のはたらきを助ける品詞で、動詞の原形と共に使用する
①can
②will
③must
④may
⑤should
⑥shall

can

「~できる」「~してよい」という意味がある。

☞POINT
主語 + can + 動詞の原形 ~.
「主語は~できる。」「主語は~してよい。」

>>詳しくは別記事【学び直し英語】中学文法 canへ。

could

canの過去形はcouldである。「~できた」という意味がある。

☞POINT
主語 + could + 動詞の原形 ~.
「主語は~できた。」

例文

★I could see him yesterday.

 私は昨日彼に会えた。

過去の事でも助動詞の後ろは動詞の原形


★I could not sleep last night.

 私は昨夜眠れなかった。

否定文にするには、couldの後ろにnotをつければよい。


★Could you open the door?

 ドアを開けてくださいますか?

疑問文で使うことでCan you ~?より丁寧な依頼となる。

be動詞 able to

「~できる」という意味で使われる。can/couldと置き換えることが可能な場合と不可能な場合がある。

☞POINT
主語 + be動詞 + able + to + 動詞の原形 ~.
「主語は~できる。」

<can/couldとの置き換え>
①現在における能力・可否(回数を問わない)…canとの置き換えが可能
②過去における能力・可否を表す場合…couldとの置き換えが可能
③過去における1度きりの可否を表す場合…couldとの置き換えが不可

例文

★He is able to play the piano.

 彼はピアノを弾くことができる。

canに置き換え可能

→He can play the piano.


★I was able to play the piano ten years ago.

 私は10年前はピアノを弾くことができた。

過去における能力・可否を表す場合はcouldと置き換え可能。

→I could play the piano ten years ago.


★They were able to pass the test.

 彼らはテストに合格することができた。

過去において1回のみできたことを表す場合はcouldと置き換え不可

→ × I could pass the test.

will

「∼しようと思う(~します)」「∼だろう」 の意味で使われる。

☞POINT
主語 + will + 動詞の原形 ~
「主語は∼しようと思う(~します)」「主語は∼だろう」 

>>詳しくは別記事【学び直し英語】中学文法 未来形へ。

would

willの過去形はwouldである。「~だろう(過去から見た未来)」「~でしょう(推量)」「~してくれますか(依頼)」などという意味がある。

☞POINT
主語 + would + 動詞の原形 ~.
「主語は~だろう。」「主語は~でしょう。」

Would + you + 動詞の原形 ~?
「~してくれますか。」

例文

★I thought it would be a good idea.

 私はそれは良い考えだと思った。(過去から見た未来=willの過去形)

「良い考えだ」と思ったのは現在から見れば過去のことであるが、「思った」時点では未来のことであるためwouldを使う。


★This would be the best answer.

 これが最も良い答えだろう。(推量)


★Would you pass me the salt?

 塩を取ってくださいますか。(依頼) 

must

「∼しなければならない(義務)」「∼にちがいない(推量)」の意味で使われる。

☞POINT
主語 + must + 動詞の原形 ~.
「主語は∼しなければならない(義務)」「主語は∼に違いない(推量)」 

例文

★I must do my homework.

 私は宿題をしなければならない。(義務)


★He must be tired.

 彼は疲れているに違いない。(推量)


★You must be Daniel.

 あなたはダニエルさんですね。(あなたはダニエルさんに違いない。)(推量)

must not

must + notの否定文では「~してはいけない。」という意味になる。

☞POINT
主語 + must + not + 動詞の原形 ~.
「主語は∼してはいけない」

*補足
<~しなければならないの否定>
「~しなければならない(義務)」の否定「~しなくてもよい」はdo not have toで表す。
(例) I do not have to go shopping. 私は買い物しなくてもよい。(する必要がない。)
(例) You do not have to go to the hospital. あなたは病院に行かなくてもよい。(行く必要がない。)

<~に違いないの否定>
「~に違いない(推量)」 の否定「~ではないに違いない(推量)」はcannotで表す。
(例) He cannot be Daniel. 彼がダニエルな訳がない。(ダニエルではないに違いない。)
(例) It cannot be true. それが事実なわけがない。(事実ではないに違いない。)

例文

★You must not go outside today.

 あなたは今日は外に出てはいけない。


★We must not tell lies.

 噓をついてはいけない。


★Must I go to the dentist?

 私は歯医者へ行くべきですか?(義務)

 - Yes, you must.

  はい、行くべきです。

 - No, you do not have to.

  いいえ、行かなくてもよいです。

“No, you must not”は「いいえ、行ってはいけません。」の意味になる。

have to

「~しなければならない(必要)」という意味で使われる。

☞POINT
主語 + have to + 動詞の原形 ~
「主語は∼しなければならない。」

例文

★I have to do my homework.

 私は宿題をしなければならない。


★She has to go to high school.

 彼女は高校に行かなければならない。

主語が三人称単数の場合はhasとなる。


★They have to be quiet.

 彼らは静かにしなければならない。

do not have to

「~しなくてよい(必要がない)。」という意味で使われる。

☞POINT
主語 + do not have to + 動詞の原形 ~
「主語は∼しなくてよい。」

例文

★I do not have to get up early.

 私は早く起きなくてよい。

do notは短縮形don’tにしてもよい。


★He does not have to go there.

 彼はそこへ行かなくてよい。

主語が三人称単数の場合はdoes notとなる。


★We do not have to be here.

 私たちはここにいなくてよい。

had to / did not have to

have toの過去形はhad toとなる。「~しなければならなかった」などと訳される。

do not have toの過去形はdid not have toとなる。「~しなくてもよかった」などと訳される。

☞POINT
主語 + do not have to + 動詞の原形 ~
「主語は∼しなくてよい。」

例文

★I had to finish writing.

 私は書き終わらなければいけなかった。


★She had to go shopping yesterday.

 彼女は昨日買い物に行かなければいけなかった。


★They did not have to clean their room.

 彼らは部屋をきれいにする必要がなかった。

may

「∼かもしれない(推量)」「∼してもよい(許可)」という意味がある。

☞POINT
主語 + may + 動詞の原形 ~
「∼かもしれない(推量)」「∼してもよい(許可)」

例文

★It may be a good idea.

 それは良い考えかもしれない。


★He may not come.

 彼は来ないかもしれない。

否定文ではmayの後ろにnotをつければよい。


May I come in?

 入ってもよいですか。

 - Yes, you can. / Sure. はい、いいですよ。/ どうぞ。

 - No, you cannot. / Sorry, you cannot. いいえ、だめです。/ ごめんなさい、だめです。

May I ~?はCan I ~?よりも、へりくだった丁寧な表現。質問に答えるときはYes, you may.は失礼になるため、代わりにcanや別の表現を使うとよい。

might

mayの過去形はmightである。「~かもしれない」という意味があり、現在形の文でも使える。mayを使うときよりも可能性が低く聞こえる。

☞POINT
主語 + might + 動詞の原形 ~
「∼かもしれない(推量)」

例文

★It might rain tomorrow.

 明日は雨が降るかもしれない。


★He might be angry.

 彼は怒っているかもしれない。

should

「∼すべきだ(義務)」という意味がある。

☞POINT
主語 + should + 動詞の原形 ~
「∼すべきだ(義務)」
must、have toより弱い表現

例文

★I should go home and help my mother.

 私は家に帰って母を手伝うべきだ。


★You should go to bed now.

 あなたは早く寝るべきだ。


★Children should have their smartphones.

 子どもたちはスマホを持つべきだ。

should not

否定文を作るにはshouldの後ろにnotをつければよい。「~すべきではない」などと訳される。

☞POINT
主語 + should + not + 動詞の原形 ~
「∼すべきではない(義務)」

例文

★I should not be here.

 私はここにいるべきではない。


★She should not play tennis.

 彼女はテニスをするべきではない。

shall

Iやweを主語にした疑問文で「~しましょうか」という意味になる。

☞POINT
Shall + 主語(I/we) + 動詞の原形 ~?
「~しましょうか」

例文

★Shall I open the window?

 窓を開けましょうか。

 - Yes, please. はい、お願いします。

 - No, I’m OK. Thank you. いいえ、大丈夫です。ありがとう。

答えるときはshallを使わず代わりの表現を使う。


★Shall we dance?

 踊りましょうか。

 - Yes, please. はい、お願いします。

 - No, I’m OK. Thank you. いいえ、大丈夫です。ありがとう。

答えるときはshallを使わず代わりの表現を使う。