海外ドラマのおかげで英検一級合格した話

英語学習はテキストを黙々と進めたり、熱心に英会話に通ったりと地道な努力が必要です。その過酷さから挫折してしまう方も多いでしょう。

もちろん私も、テキストやオンライン英会話を使って学習することがほとんどですが、やはり「しんどい」と辛くなってしまうこともあります。そんな時、私は「海外ドラマや洋画を観る」ということをしています。「ただの気分転換でしょう」と見くびってはいけません。海外ドラマや洋画を観ることで、①単語力UP②リスニング力UP③モチベーションUPなどなど良いことずくめです。さらに、海外ドラマや洋画には「英検一級レベルの単語を多く含んでいる」ということにも気づいてからは、英語学習の一環として取り入れるようになり、単語の定着度も上げることができました。そして、最終的には英検一級に合格することができました。

今回は、私が実際に観た海外ドラマや洋画と、その学習法について紹介したいと思います。

  1. コンテンツ選びの3つのポイント
  2. 私が使ったコンテンツ2選
  3. 動画コンテンツを使った学習方法3ステップ
  4. 英語学習のマンネリ化を防ぐ!

1.コンテンツ選びの3つのポイント

まずはコンテンツ選びからです。使うものかは映画でも海外ドラマでもどちらでも大丈夫です。選ぶ際のポイントは3つあります。

①日常会話が多い作品

英語習得のためには、身近な表現から身に着けていった方が効果的です。そのため、普段使う機会の少ない医療現場で使われる英語のような専門性の高い作品は向きません。また、ファンタジーよりも現実に近い設定の作品が良いです。

②セリフが多い作品

語学学習を目的に観るので、セリフが多ければ多いほど学びが多いということになります。そのため、会話のないアクションシーンばかりの作品は学習に向きませんね。

③繰り返し見ても苦にならない好きな作品

海外ドラマや洋画を使った学習では、その作品を繰り返し観ることになります。そのため、何度見ても苦にならないような作品を選ぶと良いでしょう。

2.私が使ったコンテンツ2選

①Desperate Housewives (2004-2012)

邦題は「デスパレートな妻たち」です。私はこの作品が大好きで、10回以上は見ていると思います。一話40分程度で、一シーズンだいたい23話程あります。8シーズンまであるので全部見ると180話くらい観ることになります。

※タイトルから勘違いされがちですが、ドロドロ不倫ドラマではありません

あらすじ

郊外に住む4人の主婦の波乱万丈な日常を、コメディ、サスペンスなどの要素を交えながら描いている作品です。恋愛、結婚、子育て、仕事、病気、別れなど、人生における誰もが共感できるような場面が多くある作品です。殺人、監禁、巨大トルネードなどのドラマ要素もたっぷりと盛り込まれ、アメリカのドラマならではのスケールは魅力的です。

おすすめポイント

  • 日常会話レベルの英語で、セリフの量も多い
  • 登場人物全員の発音がきれい(訛りがない)
  • 途中でイギリス英語、オーストラリア英語を話す人がでてくるので違いがわかりやすい
  • (個人的に)何度見ても飽きない
  • 今見ても古臭さをほぼ感じない
  • 教会やパーティの様子が頻回にありアメリカの生活を想像できる
  • 一エピソードに一つ以上は英検一級レベルの単語がでてくるので、英検対策としても役に立った

長編のドラマなので、本当にたくさんの表現がでてきます。このドラマで学んだ単語が英検一級の語彙問題で出たときは、本当にラッキーだと思いました。英語学習は教科書に頼るだけではなく、さまざまなコンテンツから学んだり、アプローチの仕方を変えることで、より多くの表現を吸収できると思います。

②The Intern (2015)

邦題は「マイ・インターン」です。2時間程の作品です。アマゾンプライムで観ると最後に特典映像(インタビュー)が観られます。

あらすじ

急成長中のファッションサイトを運営する会社のCEOジュールズ。子どもにも恵まれ、幸せに暮らす完璧なこの女性が、インターンとして入社した70歳のベンと心を通わせながら、仕事や家庭に起こる試練を乗り越えていく。

おすすめポイント

  • 日常会話レベルの英語で、セリフの量も多い
  • 登場人物全員の発音がきれい(訛りがない)
  • 少し早口&長めのセリフもあり、リスニングの練習になった
  • 英検などの参考書からは学べないような表現も学べた

他にもさまざまな作品を見ていますが、特に役に立った2つの作品をご紹介しました。

3.動画コンテンツを使った学習方法3ステップ

①まずは普通に観る

まずは、作品を観て内容を把握します。音声はもちろん英語です。ただし、この段階では日本語字幕を付けても良いです。内容を把握することで英語を理解しやすくなります。

②わからない単語や表現を調べる

次は英語字幕で鑑賞します。わからない単語や表現を辞書などで調べます。わからない単語がたくさんあるなら、その都度映像を止めて調べ、また早戻しをしてシーンを再度チェックします。わからない単語がほとんどなければ、最後まで観た後にまとめて調べても良いですね。

③字幕なしで観る

字幕がなくても聞き取れる部分が増えているはずです。繰り返し観るとより効果が分かります。

4.動画コンテンツを使った学習の落とし穴

海外ドラマや洋画を使った学習は、単語力やリスニング力をあげてくれ、また実際に使われている本場の英語を聞くことができる効果的な学習法の一つです。しかし、次のことも考慮に入れておく必要があります。

①動画コンテンツは補完教材として使う

動画コンテンツだけでもある程度の学習効果はありますが、やはり英語を第二言語として学ぶなら、単語帳や参考書を使った学習で基礎知識を固めていく必要があります。動画コンテンツは、応用学習のための教材として補完的に使う方が効果的でしょう。

②英語初心者には難しい学習法

この学習法は、英語の基礎がある程度できていて、長時間英語を聞いていても苦ではないレベルである必要があります。そのため、英語初心者には少々レベルが高く、挫折してしまうかもしれません。また、単語を調べるなどの自己学習を継続的にできる必要があります。

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