子どもの英単語学習は「3つずつ」がちょうどいい!

「英語を早くから勉強させたいけど、どうしたら上達するの?」とお悩みのママさんパパさんも多いはず。今回は、お子さんが効率よく英単語を覚えられるようになる方法を紹介します。

  1. どんな単語から学べばいいの?
  2. 英単語は3つずつ覚えるべし!
  3. ご両親の協力が必要不可欠
  4. 子どもの英単語学習におすすめの単語帳

1.どんな単語から学べばいいの?

まず、覚える単語は「すでに日本語で覚えている単語」であることが前提です。知らないものは想像できないし、教えても仕方がないです。例えば、3歳の子どもに「理科」という単語を教えても、そもそも概念がないと思うので、教えても意味がありません。

その上で、まず覚えるのにおすすめの英単語は、「名詞」です。要は、「モノやコトの名前」です。「book(本)」、「elephant(ぞう)」、「carrot(にんじん)」など、身近でお子さんが好きなものから覚えると良いでしょう。だんだん名詞を覚えてきたら、次は形容詞がおすすめ。「big(大きい)・small(小さい)」、「long(長い)・short(短い)」」、「good(良い)・bad(悪い)」といったモノやコトを修飾(説明)する単語や、「happy(うれしい)」、「sad(悲しい)」、「angry(怒った)」といった感情を表す単語もあります。そして動詞も覚え始めると良いと思います。「eat(食べる)」、「sleepy(寝る)」、「sing(歌う)」などです。この順番は、日本語を覚える順番に似ていますよね。子どもは、見えるものや、想像しやすいものから覚えていくと思います。英単語も同じ順番で覚えると効率よく覚えられると思います。

2.英単語は3つずつ覚えるべし!

私自身、実際に3歳だった子どもに英単語を教えている時、「全然覚えられてないな~」と心の中で焦っていました。それもそのはずで、私は英検一級対策のために一日あたり100~200単語は目を通すのを習慣づけ、2ヶ月で約2000単語覚えたので、いつの間にか、それが当たり前のような感覚でした。さすがに3歳児に一日100~200単語を覚えさせようとは思っていませんでしたが、もう少しすんなりと覚えてくれると思っていました。>>【[1ヶ月で2000語暗記]英検一級合格への道】を読む。

もう少し気楽にやってみようと思い、「一日3単語ずつやろう!」と決めました。最初は「sun(太陽)」、「moon(月)」、「sky(空)」の3つでした。

私「太陽は、sun」

子「sun」

私「月は、moon」

子「moon」

私「空は、sky」

子「sky」

これを3~5回繰り返します。これは「覚える」というステップです。まるでループ再生しているかのように、淡々と続けていきます。

次は、「覚えたかを確認する」ステップです。

私「太陽は?」

子「sun!」

私「月は?」

子「moon!」

私「空は?」

子「sky!」

このように、覚えたかをチェックします。最初は、

私「太陽は?」

子「わかんない」

ということが、よくあります。「こんなに言ったのに!?」と驚きますが、根気よく「sunだったね」と優しく教えてあげます。そして、覚えたら「すごい」、「もう覚えたの!?」、「言うの(発音)が上手だね!」とたくさん褒めてあげると、やる気スイッチが入りやすくなると思います。

3つ覚えたと思ったら、もう一度チェック。今度は、単語の順番を変えます。

私「月は?」

子「moon!」

私「空は?」

子「sky!」

私「太陽は?」

子「sun!」

順番を変えても言えたらバッチリです!次の3単語に進みましょう。

私は、通園中に車の中でこれを毎日やっています。行きは「覚えること重視」、帰りは「覚えたかチェック」をメインにしています。気が向いたらお風呂でもやります。1か月で100単語くらい覚えてくれましたよ☺3つ覚えたら、それきりにしてしまうのではなく、「今日の3単語+復習(すでに覚えた単語)」という具合になるべく毎日行い、忘れてしまうのを防ぎます。

スペルは後で覚えれば良いです。赤ちゃんが言葉を覚える時は「言う」のみで、書き方までは覚えませんよね。日本語を習得する時と同じで、書き方は後でやれば大丈夫です。まずは、語彙数を増やすことに注力しましょう。

覚えた単語が増えてきたら、

Are you happy? 「うれしい?」

It’s big! 「大きいね」

といった簡単な会話表現をしていき、「おうち英会話」ができていくと良いですね。

3.ご両親の協力が必要不可欠

英語は日常的に使うことで、加速度的に上達していきます。子どもは、「家」や「幼稚園・保育園・学校」でほとんどの時間を費やすと思います。通っているところで英語を使っていないなら、お家で英語に触れるしかありません。習い事に通っている子もいるかもしれませんが「週一回の英会話」だけで上達できる子は稀です。伸びていく子は、お家での学習にも力を入れています。特に、まだ文字が読めない子や、まだ自分で勉強できない子どもの知識の源は、ご両親です。ご両親が積極的に英語に触れる機会を作ってあげることが英語力向上への近道です。

ご両親が英語に苦手意識があっても大丈夫です。初心者レベルの単語だけならカタカナになっている英語もあるので、そんなに難しくありません。難易度があがってくるころには年齢も追いついて、自己学習できたり塾に通ったりできるようになります。それまでの辛抱と思って根気よく続けられると良いですね。

4.子どもの英単語学習におすすめの単語帳

小学生になると、周りに英検を受験する子が増えていきます。その時にも活用できる「でる順パス単シリーズ」がおすすめです。この単語帳は、「学校で習う単語」と「英検に出てくる単語」とで分けて収録してあるので使いやすいです。5級はおおよそ中学年~高学年で合格する子が多いので、早いうちから学習を始めて「それまでの合格を目指す」と思えば、心にゆとりを持って進めることができます。パス単では600語収録されているので、一日3単語やれば、半年~一年で一冊分覚えられる計算になります。例えばこれを5歳でできれば上出来ですよね。

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感想(14件)

中には、日本語でも知らないことがあるかもしれませんが、その単語は飛ばして、知っているものから英語で覚えていきましょう。I,my,me,mineなどの代名詞や、熟語に関しては実際に文に取り入れてあげるとわかりやすいと思います。ご自分で文を考えるのが難しければ、オンライン英会話などレッスン内容をリクエストしやすいサービスを利用するのもアリですね。

おわりに

英語を初めて学ぶお子さんが挫けずに学ぶには、楽しく行うことが大切です。そういう意味では、「一回3単語」という学習量は適切と言えるでしょう。「太陽は?」とクイズ感覚で取り組めるのもお子さんにとってうれしいですね。大きくなってから英語学習でつまづいたり焦ったりしないよう、「早めに少しずつ始める」のがポイントです。まだの方は今日から英語デビューしちゃいましょう!

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