「代わりに」は英語で?英検1級の英会話講師が解説【今日のフレーズ#20】

誰かに何かを頼まれた時や、誰かの代理で行動する時など、「代わりに」という言葉は日常的に使われます。しかし、英語にはこの一言に相当する万能な単語はなく、状況やニュアンスによって使い分けが必要です。今回は、様々な「代わりに」を表現する英語フレーズを3つご紹介します。
instead of
instead ofは、「〜の代わりに」「〜ではなくて」という意味で、日常会話で頻繁に使われる表現の一つです。
【例文1】 I attended the meeting instead of my boss. 上司の代わりに会議に出席した。 |
【例文2】 My assistant will reply to you instead of me. 私の代わりにアシスタントがお返事します。 |
on behalf of
on behalf ofは、「〜を代表して」「〜の代理として」という意味で、ある人や組織の代理で何かを行う際に使われる、少しフォーマルな表現です。スピーチやビジネスの場で、他の人の意向や感謝を伝える場面などでよく使われます。
【例文1】 I would like to thank you all on behalf of the team. チームを代表して、皆様にお礼を申し上げます。 |
【例文2】 He made a speech on behalf of the company president. 彼は社長に代わってスピーチを行った。 |
substitute
substituteは、「〜の代わりになる人・物」を意味する名詞、または「〜を代用する」を意味する動詞です。特定の役割を担う人や物が、一時的に別のものに置き換えられる状況で使われます。特にスポーツの試合や学校の授業、料理のレシピなどでよく使われる表現です。
【例文1】 The main actor was ill, so a substitute performed for him. 主演俳優が病気だったので、代役が彼の代わりに演じた。 |
【例文2】 You can substitute olive oil for butter in this recipe. このレシピでは、バターの代わりにオリーブオイルを代用できます。 |
状況に合わせて使いこなそう
今回は「代わりに」を表現する英語フレーズを3つご紹介しました。instead ofは選択肢の中から選ぶときに、on behalf ofは代理として行動するときに、そしてsubstituteは代用品や代役について話すときに、それぞれ適しています。
これらのフレーズを使い分けることで、あなたの意図する「代わりに」をより正確に伝えられます。ぜひ、このブログを参考に、あなたの気持ちに合った表現を選んでみてください。