「ザリガニの鳴くところ」で学ぶ英語|洋画で英語学習
映画で学ぶ英語シリーズ第5弾
※この記事にはネタバレを含みます
映画は英語表現の宝庫。今回は「ザリガニの鳴くところ」に出てくる英語表現をご紹介します。全世界で大ヒットしたディーリア・オーエンズの小説を映画化した作品で、映画も高い評価を得ています。少しずつ真実が明らかになっていくストーリーから目が離せません。
ザリガニの鳴くところとは?
時は1900年半ば。ノースカロライナ州の湿地帯で、裕福な家庭の青年チェイスが遺体で発見された。犯人として逮捕されたのは「湿地の娘」と呼ばれる少女カイアだ。彼女は幼い頃に両親に捨てられてから、教育も受けずに湿地の中でたった1人で生き抜いてきた。しかし、心優しい青年テイトとの出会いをきっかけに、彼女の運命が変わっていくことになる。法廷でカイヤの半生が少しずつ明らかになり、物語は衝撃の結末を迎える。
ザリガニの鳴くところから学べる英語表現
first come, first served
両親に見捨てられたカイヤが生計を立てるために貝を売ろうとするシーン。
Kya: How many bags y’all need a week?
カイヤ:一週間に何袋仕入れてるの?
James: Are we striking up a business deal? I buy about 40 pound every two, three days. Mind you, others bring them too. So if you bring them, and I already got some, why, you’d just be out. It’s first come, first served.
ジェームス:取引したいのか?2,3日おきに40ポンド買ってるよ。でも覚えておいて。他の人も貝を売りに来る。君が持って来た時にもう他の人から買っていたら、買わないよ。早い者勝ちだ。
ザリガニの鳴くところより
first come, first served 早い者勝ち |
before you know it
カイヤのボーイフレンドテイトが大学進学のために湿地を離れると分かり…
Kya: You’re gonna forget about me. When you get busy with all that college stuff, all those pretty girls.
カイヤ:私のことなんて忘れちゃうでしょ。大学のこととか、かわいい女の子たちのこととかで。
Tate: I could never forget you, Kya. Ever. I’ll be home in a month. I promise. For the Fourth of July. Okay. I’ll be back before you know it.
テイト:忘れたりなんかしないよ。絶対。1か月後には帰ってくる。約束だよ。7月4日に。分かった?あっという間さ。
ザリガニの鳴くところより
before you know it あっという間に、驚くべき速さで |
before you know itは「オーシャンズ8」でも使われた表現です。チェックしてみましょう。
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label
法廷でカイヤの弁護士が…
Lawyer: Mr. James Madison and his wife, Mabel, they are sitting here in the courtroom today. They’re about the only people in this town who showed her any care. The rest of us… Well, I’m ashamed to say that we labeled her and rejected her because we thought she was different.
弁護士:ジェームス・マディソンさんと彼の奥様であるマーベルさんは、今日法廷(の傍聴席)に座られています。この町で彼女のことを気にかけていたのは彼らくらいです。残る我々は…恥ずかしながら彼女が他の人と違うがためにレッテルを貼り、拒絶してきました。
ザリガニの鳴くところより
label ~に名前をつける、レッテルを貼る |
nonsense
カイヤが無罪放免となり、傍聴席にいた出版社のロバートが…
Robert: You just forget about this nonsense. We’re looking forward to the next book.
ロバート:今日のこのくだらない出来事は忘れてください。次の本も楽しみにしていますよ。
ザリガニの鳴くところより
nonsense バカげたこと、つまらないこと |
nothing to do with
付き合っている間、チェイスが他の女性と婚約したと知ったカイヤ。2人が口論になるシーン。
Kya: You were engaged the whole time we were together? How it turned out that you lie to everybody?
カイヤ:(チェイスが誤った後)ごめんってなに?私と付き合っている間に婚約して?みんなに噓をついて?
Chase: Kya, I have to do things I don’t wanna do. You know that. No, I have to get married to someone like Pearl. I had to. But you’re the one I really want. You know any other man would have tried to change you? To fix you? I never did. No, no. Please, please, wait. I need you. I really need you. Don’t leave me all alone in that place. You know, nobody else knows me.
チェイス:カイヤ、(家柄が良いから)嫌でもそうしないといけないんだ。分かるだろ。家柄の良い子と結婚しないといけないんだ。でも、本当に一緒になりたいのは君だ。俺は他の男みたいに君に変わってもらおうとしないと思うよ?矯正しないよ?俺はしてない。(カイヤが去ろうとして)頼む、待って。君が必要なんだ。本当に必要なんだ。町にいる他のみんなは、本当の俺を知らない。
Kya: You know, I feel sorry for you. But I want nothing to do with any of that.
カイヤ:お気の毒ね。でも私は関わりたくない。
ザリガニの鳴くところより
nothing to do ~とは無関係である |
ザリガニの鳴くところで英語を学ぼう
独特な雰囲気があるこの映画。カイヤとテイト、そしてチェイスを巡る物語に最後まで目が離せません。今後も映画で学ぶ英語シリーズを続々投稿予定です。お楽しみに。
“「ザリガニの鳴くところ」で学ぶ英語|洋画で英語学習” に対して4件のコメントがあります。
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