「だらしない」は英語で?6つの言い方を例文付きでプロ講師が解説【今日のフレーズ#131】

「だらしない」という言葉は、人の性格や服装、態度など幅広く使えますが、英語でも状況によって表現が変わります。今回は「だらしない」を意味する英語の言い方を6つ取り上げ、例文とともに解説します。

■この記事を書いた人
純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。
「だらしない」を表す英語表現
「だらしない」を意味する英語表現はいくつかあります。服装や部屋の様子、あるいは性格や行動など、使う場面で言葉を選ぶ必要があります。ここでは日常会話でよく使える6つの英語表現を解説します。
「だらしない」を表す英語① sloppy
sloppy は最も一般的に使われる「だらしない」を意味する英語表現です。特に服装や身だしなみに関してよく使われます。
【例文1】 She often wears sloppy clothes to the office. (彼女はしばしばだらしない服をオフィスに着てきます。) |
【例文2】 She has a sloppy writing style. (彼女の字はだらしない書き方だ。) |
「だらしない」を表す英語② lax
lax は規律やルールに対して「だらしない」という意味で使う英語表現です。管理体制やルールが緩いことを表します。
【例文1】 He has a lax attitude toward deadlines. (彼は締め切りに対してだらしない態度だ。) |
【例文2】 The company is lax regarding quality control. (その会社は品質管理に関してだらしない。) |
「だらしない」を表す英語③ loose
loose は「ゆるい」という意味ですが、生活態度に対して「だらしない」と言う時にも使えます。日本語で「時間や金銭管理にルーズだ」と言うように使うことができる表現です。
【例文1】 She is too loose with her money. (彼女はお金の使い方がだらしない。) |
【例文2】 He is loose with time and often arrives late for meetings. (彼は時間にだらしないので、よく会議に遅刻する。) |
「だらしない」を表す英語④ irresponsible
irresponsible は「無責任」という意味で、人の行動や態度を「だらしない」と表現するときに使います。looseは、基準がゆるくて、きちんとできていないというイメージですが、irresponsibleは、責任を持つべき場面でちゃんとできないというニュアンスです。
【例文1】 It was irresponsible of him to forget the meeting. (会議を忘れるなんて彼はだらしない。) |
【例文2】 She is irresponsible when it comes to promises. (彼女は約束に関してだらしない。) |
「だらしない」を表す英語⑤ disorganized
disorganized は整理整頓ができない人や、計画性がない人を指すときに使います。
【例文1】 He is very disorganized and often loses things. (彼はだらしなくてよく物をなくす。) |
【例文2】 She missed the deadline because she is too disorganized to manage her time. (彼女は時間の管理にだらしなくて、締め切りに間に合わなかった。) |
「だらしない」を表す英語⑥ untidy
untidy は「散らかっている」「きちんとしていない」という意味で、特に部屋や外見に対して使います。
【例文1】 His room is untidy with clothes everywhere. (彼の部屋は服が散らかっていてだらしない。) |
【例文2】 She looked untidy because she didn’t brush her hair. (髪をとかしていなかったので、彼女はだらしなく見えた。) |
「だらしない」を表す英語はさまざま
今回は「だらしない」を表す英語表現を6つ紹介しました。服装や部屋の様子を表すのか、性格や態度を表すのかで適切な単語が変わります。ぜひ例文を参考に、実際の会話で使ってみてくださいね。毎日コツコツと学習を続け、ぜひ英語習得を一緒に頑張りましょう!