英検®合格の勉強法を英会話講師が伝授!1級・準1級・2級の独学対策も徹底解説

「英検®に合格したいけど、今の勉強法で大丈夫?」 英検®は民間試験でありながら、日本で最も権威のある英語力テストのひとつです。近年は出題形式が変わり、難易度も上がっているため、旧来の勉強法では歯が立たないと感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、長年の英会話講師経験から見えてきた、「英検®に合格する人」に共通する勉強法を具体的に解説します。単語・リスニングから、特に難関とされるライティング・スピーキングまで、合格者が実践している効果的な学習戦略を学び、最短ルートで合格を掴み取りましょう。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

英検®に合格する人の3つの共通点

年間300人以上にレッスンを受講している中で、英検®に受かる人には共通点があります。今回は厳選した3つの特長をご紹介します。

効率的に自己学習できる

英検®に合格する人は、英会話スクールやレッスンに全てを頼るのではなく、自己学習と他者からの指導を賢く使い分けています。単語、長文読解、リスニングといった自分でできる部分は徹底的に独学で、ライティング、スピーキングといった他者に見てもらうべき部分はプロの力を借りることで、学習時間を大幅に短縮し、効率的に合格を目指しています。

☞POINT…効率的に英検®対策するには自己学習と他者からの指導を使い分ける!
自己学習に注力すべき分野: 単語学習、長文読解、リスニング
プロの活用が効果的な分野: ライティング(添削と解説)、スピーキング(模擬面接とフィードバック)

自分で考える力がある

自分の意見を述べるライティングとスピーキングは、英検®対策の「鬼門」と言われる分野です。上位級になると、より社会性のある問題が幅広いジャンルから出題されるため、単に知識を詰め込むだけでなく、自分の考えを英語で論理的に組み立てる「思考力」が必要になってきます。

この思考力があれば、ライティングやスピーキングでアイデアに詰まることが少なくなります。もし苦手だと感じる場合は、まず「ありきたりな考え方」から学ぶのがおすすめです。模範解答や例文を参考に、頻出のテーマに対する定番の意見や理由をインプットしておきましょう。英検®はオリジナリティではなく、英語力を問う試験なので、他人からのアイデアをもらっても問題ありません。

☞POINT…英検®合格には英語力だけでなく思考力も必要
思考力…ありきたりな意見で大丈夫。定番の意見や理由をインプットしておこう。

アドバイスを素直に受け入れる

英検®に合格する受験生は、講師からのアドバイスを素直に聞き、実践する吸収力の高さを持っています。「勝ちパターン」を知るプロの意見は、合格への近道です。

また、適切な受験級を選ぶことも大切です。例えば、英検®2級にギリギリで合格した人がすぐに準1級に進むのはおすすめしません。基礎が不十分なまま上の級に挑戦すると、学習が非効率になりがちです。現在のレベルを正確に把握し、無理のないステップアップを心がけましょう。

☞POINT…英検®に受かりたければ、プロのアドバイスを素直に受け入れよう!
★勝ちパターンを知っている先生のアドバイスを素直に聞き、吸収して自分の力にしよう。
★自分の受験級が適切か見直してみましょう。
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英検®合格者が実践する勉強法【分野別解説】

英検®に合格する人の勉強法から見える共通点を分野別にご紹介します。

英検®に合格する単語学習

単語力は、英検®合格の土台です。例えば、「1日10個」といったスローペースでは、単語帳を1周するのに時間がかかり、記憶が定着しにくくなります。英検®に合格している人は、1日50個以上を目標に、短期間で何周も単語帳を回すことで、初見の単語をなくし、記憶を確実なものにしています。

英検®に合格する長文読解・リスニング対策

これらの分野は、復習の質が合否を分けます。

  1. 時間を測って問題を解く: 本番を意識し、時間配分を体に覚えさせます。
  2. 徹底的な復習: 解答解説を熟読し、英語のまま理解できるまで本文を読み込みます。
  3. 不明点をなくす: わからない単語や文法はすぐに調べ、完全に理解します。
  4. 根拠探し: なぜその選択肢が正解なのか、本文中の根拠を必ず見つけ出す練習をします。
  5. 繰り返し解く: 1〜2週間後に再度問題を解き、定着度を確認します。リスニングは1.5倍速での練習も効果的です。

このように、1つの長文やリスニング問題への復習をしっかりと行うことで、理解力が高まり読解力やリスニング力がついていきます。

英検®に合格するライティング・スピーキング対策

2024年にリニューアルされた英検®ですが、ライティングにはメール返信や要約問題が追加されました。しかし、どの形式にも「解答パターン」があります。まずは基本となるテンプレートを覚え、それに沿って自分の意見を組み立てる練習をしましょう。

また、ライティングやスピーキングで理由やアイデアを考えるのが苦手な場合は、まず「ありきたりな理由」を知ることが第一歩です。模範解答や例文を参考に、頻出のテーマに対する答え方をパターン化して覚えてしまいましょう。英検®は英語力を試す試験なので、面白い意見や優れた意見はは求められません。ありきたりな意見の方が参考書やネットで英語の例文を見つけやすいので、それをそのまま知識として吸収しましょう。

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英検®は正しい努力で必ず合格できる

英検®は、正しい勉強法と継続的な努力が報われる試験です。今回ご紹介した合格者の共通点と分野別の具体的な勉強法を参考に、目標とする級の合格を勝ち取りましょう!

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