英検®2級ライティングで「思いつかない」を克服する方法|自宅で英語学習
英検®2級ライティングの英作文で、「どんなことを書けばいいのか思いつかない…」と悩んだことはありませんか?この悩みは、多くの受験生が抱える共通の課題です。しかし、正しい方法で対策すれば、必ず克服できます。この記事では、英検®2級ライティングでよくある悩み「思いつかない」を解決するヒントを紹介します。
この記事を書いた人
・独学で英検®1級合格、TOEIC®925
・現役英会話講師として300人以上に指導
・翻訳家としても活動
・1児の母
・日本生まれ日本育ちの純ジャパ
英検®2級ライティングで「思いつかない」のはなぜ?
英検®2級ライティングで「思いつかない」と感じてしまう主な原因は、以下の2つが考えられます。
- 知識不足: テーマに関する知識が不足していると、具体的な意見や根拠を述べることが難しくなります。そのような人は、まず自分で考えるよりも世間一般の考え方について知るところから始めると良いでしょう。
- 経験から理由を考えようとしている: 自分の経験から理由を考えようとしていませんか?経験だけに頼ってしまうと、体験したことないことについては何も述べることができません。また、そもそも経験に頼った個人的な感想は多角的な視点や客観的な意見ではないため、ライティングに書く理由としてふさわしくないことがあります。
「思いつかない」を克服するためにはどうする?
英作文では、理由を考える時間を短縮することで、実際に英文を書くことに多くの時間を使えます。ここでは、理由を考える時コツについて見てみましょう。
テーマに関して日本語で調べる
テーマについてまずは日本語で調べてみましょう。ここでは、難しい意見や少数派の意見などについて調べる必要はありません。英作文対策としては一般的な考え方について知っているだけで充分です。例えば、「子どもがスマートフォンを持つことに賛成か反対か」という問題文に対する理由として、賛成側の立場であるなら「スマートフォンで勉強することができる」、「スマートフォンで離れたところにいる親と電話ができるため安心」といったありきたりな理由があれば良い作文は書けます。反対意見であれば、「スマートフォンは子どもが持つには高額すぎる」、「スマホゲームばかりにのめり込み、勉強の妨げになる」といった理由が挙げられます。
自分の意見を決めておく
テーマに対して、自分がどう思うのかを明確にしておきましょう。英作文では、賛成か反対かはっきりと述べた方が読み手に伝わりやすい文が書けるので、どちらかに決めてしまう必要があります。本番では賛成・反対を決める時間ももったいないので、あらかじめ「こういう問題がきたら、こっちの立場で答える」とスタンスを決めておくと良いでしょう。
ただし、ここでの決める賛成・反対の立場は必ずしも自分の本音と同じである必要はありません。例えば、「子どもがスマートフォンを持つことに本音では賛成だけど、英作文では反対の方が書きやすい」といった場合は、「この問題がきたら、反対で答える」と決めておくと良いです。
根拠を具体的に言えるようにする
自分の意見を決めたら、裏付ける具体的な例や事実で補足する必要があります。自分の経験談だけでなく、統計や専門家の意見を交えられるとより説得力のある文になります。例えば、「ある調査ではスマートフォンで勉強する子どもは80%いた」などといったことを述べるとより効果的でしょう。
英検®の採点では、「本当にある調査ではスマートフォンで勉強する子どもは80%いたのか」といったことが調べられることはありません。そのため、大まかな数値を覚えておけば良いし、実際には「80%」のものを本番で「75%」と書いても全く支障はありません。
反対意見について調べる
リサーチする際には、賛成意見と反対意見の両方を知っておくことをおすすめします。反対側の意見を持ち出してきて、それに対する反論を述べることで、自分の意見を補強することにつながります。例えば、「子どもがスマートフォンを持つことに賛成か反対か」という問題文に対する理由として、賛成側の立場であるなら「スマホゲームばかりにのめり込み、勉強の妨げになると言う人もいるが、」と反対意見を用いて、「利用制限を設定すれば良い」や「親と同じ部屋で使えば良い」と言った切り返しをすることで、より説得力のある文になります。
さらに点数UPを狙うコツ
理由が書けるようになったら英作文の質を上げることに力を入れていきましょう。
構成は正しいか
英作文の構成は毎回同じです。これをできていない人は意外といるので、しっかりと確認しておきましょう。
英検®2級のライティングでは「結論→理由①→理由②→結論」という流れで書きます。
- 最初の結論:まず自分の立場をはっきりさせます。I think it is good idea that ~(質問文から写した文).などのように始めます。
- 理由①:一つ目の理由を述べます。
- 理由②:二つ目の理由を述べます。一つ目の理由と似ていると、理由が重複していると判断されてしまうので、明らかに異なる理由を書くことをおすすめします。
- 最後の結論:From these two reasons, I believe that it is good idea that ~(質問文から写した文).などのように述べます。ほとんど最初の結論の繰り返しとなります。
多様な表現を使う
英作文では同じ単語や表現を繰り返し使用すると質と低い文と見なされてしまうことがあります。反対に言い換えができている作文は表現力に長けていると良い評価をもらえるでしょう。例えば、”many”は”a lot of”に言い換えるなど、簡単にできそうなところから実践してみましょう。
プロに添削してもらう
英作文は客観的に添削してもらうことで、自分では気がつかなかった間違いに気づけたり、英作文の質を上げるためのアドバイスがもらえたりします。ぜひ一度、プロに見てもらうと良いでしょう。
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英検®英作文は正しく勉強すれば書ける
英検®2級のライティングは、練習すれば必ず得点アップが可能です。この記事で紹介した方法を参考に、積極的に練習を行いましょう。
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