【字幕翻訳家が厳選】英語学習におすすめのアニメ映画12選

「映画で英語を学びたいけれど、何から始めたらいいかわからない…」そう思っている方はいませんか?アニメ映画は、実写に比べてセリフがクリアで聞き取りやすく、キャラクターの感情が豊かに表現されているため、英語学習にぴったりの教材です。

今回は、字幕翻訳家が厳選した、楽しみながら英語力がアップするおすすめのアニメ映画を12作品ご紹介します。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

【気まぐれ猫】ねこのガーフィールド (2024)

原題: The Garfield Movie (ⒸColumbia Pictures / Alcon Entertainment)

世界で一番有名な気まぐれ猫、ガーフィールド。彼は、行方不明だった父親の野良猫ヴィックと再会し、ヴィックが借金を背負った悪党に捕まってしまったことを知ります。ガーフィールドは、犬の相棒オーディーと共に、父親を救うため大冒険に出ることに。

ソニー・ピクチャーズ 映画より

怠け者で食いしん坊なガーフィールドの皮肉たっぷりのユーモアが満載です。テンポの良い会話に耳を慣らす練習にもなるので、英語学習におすすめの映画です。

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【あの人気者が映画に!】ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー (2023)

原題: The Super Mario Bros. Movie (ⒸUniversal Pictures)

ブルックリンの配管工マリオとルイージが、謎の土管からキノコ王国に迷い込んでしまう。土管を出た世界でピーチ姫やドンキーコングと出会い、世界を救うためにクッパに立ち向かうことに。おなじみのキャラクターたちが大冒険を繰り広げます。

Illuminationより

マリオのゲームをプレイしたことがある人なら見たい洋画ですよね。コメディ要素が強く、終始楽しめる作品でした。1つひとつのセリフが短いので、英語学習にもピッタリな作品だと思います。私は日本語版と英語版の両方を見たのですが、キノピオは日本語版だとゲームのままの印象だった一方、英語版だと少し親しみやすい感じがプラスされた印象でした。

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【ひねくれ者】グリンチ (2018)

原題: The Grinch (ⒸUniversal Pictures)

クリスマスが大嫌いなひねくれ者のグリンチが、フーの村からクリスマスを盗もうと計画する。しかし、純粋な少女の優しさに触れ、心が動いていく映画です。

Illuminationより

Dr. Seussの絵本が原作のため、全編にわたって韻を踏んだ言葉遊びが豊富です。ナレーションの英語も美しく、英語を聞き取る練習に最適の映画です。

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【赤ちゃんがビジネスマン?】ベイビーボス (2017)

原題: The Boss Baby (ⒸDreamWorks Animation)

7歳のティムの家に、スーツを着てブリーフケースを持った「ベイビー」がやってくる!彼は赤ちゃんなのに、実は大人の頭脳を持つエリート社員。ティムは、世界を揺るがすベイビー・コーポレーションの陰謀に巻き込まれていくことに。

Peacock Kidsより

赤ちゃんの見た目と大人の口調のギャップがとにかく面白い作品です。ビジネス用語やジョークもよく出てくるので中級者以上におすすめの洋画です。

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【秘密の世界】ペット (2016)

原題: The Secret Life of Pets (ⒸUniversal Pictures)

飼い主が留守の間、ペットたちはどんな生活を送っているのか?テリア犬のマックスは、ひょんなことからニューヨークの街で迷子になり、個性豊かな動物たちと家を目指す冒険に出る。

Illuminationより

日本語吹き替え版では、人気お笑いコンビ「バナナマン」の設楽統さんと日村勇紀さんが声優を務めた作品ですが、英語を学びたい人は字幕で見ましょう(笑)セリフが軽快でテンポが良く、ネイティブが日常で使うカジュアルな表現が満載です。動物たちのコミカルな動きと、ユーモラスな会話を楽しみながら、リスニング力を鍛えることができます。

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【歌って楽しい】SING/シング (2016)

原題: Sing (ⒸUniversal Pictures)

倒産寸前の劇場を立て直すため、支配人のコアラ、バスター・ムーンが歌のオーディションを開催することに。それぞれの夢や葛藤を抱えた動物たちが、歌の力で人生を変えようと奮闘する映画です。

Illuminationより

「Call Me Maybe」など有名アーティストのヒットソングが多数使われているため、飽きずに楽しく学習できます。子供と一緒に見たのですが、動物たちが夢に向かって奮闘する姿を描いた感動的なストーリーは、子供でも楽しめたようです。

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【偏見に立ち向かう】ズートピア (2016)

原題: Zootopia (ⒸWalt Disney Pictures)

動物たちが人間のように暮らすハイテク文明社会「ズートピア」。初のウサギの警察官ジュディと、詐欺師のキツネ、ニックが、街を揺るがす連続失踪事件の謎を追う。

Walt Disney Studios Phillippinesより

社会の多様性や偏見といったテーマがユーモラスに描かれています。早口の会話やジョークも多く含まれており、英語学習に最適な映画です。

【共感できる】インサイド・ヘッド (2015)

原題: Inside Out (ⒸWalt Disney Pictures / Pixar Animation Studios)

頭の中の感情を擬人化した斬新な物語。11歳の少女ライリーの頭の中にある「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ビビリ」「ムカムカ」という5つの感情たちが、ライリーの心の安定を守るため奮闘する。

Pixarより

感情をキャラクターにするというユニークな設定が魅力の映画でした。さまざまな立場の人の感情が詳細に描かれており、共有できる場面もたくさんありました。感情がテーマのため、感情を表す英語表現をたくさん学べます。

【大ヒット作】アナと雪の女王 (2013)

原題: Frozen (ⒸWalt Disney Pictures)

触れたものを凍らせる魔法の力を持つ姉エルサと、彼女を慕う妹アナ。エルサが王国を永遠の冬にしてしまい、アナは姉と王国を救うため、冒険の旅に出ます。

Walt Disney Animation Studios

誰もが知る大ヒット映画です。作中のシーンを取り入れた英語教材も多数販売されているため、学習環境が整っています。この作品が好きな方なら、楽しみながらたっぷりと英語を学べるでしょう。

【感動の再開】ファインディング・ニモ (2003)

原題: Finding Nemo (ⒸWalt Disney Pictures / Pixar Animation Studios)

カクレクマノミのニモが、ダイバーに捕らえられてしまい行方不明に。過保護な父マーリンは、物忘れが激しいドリーと共に、広大な海を旅してニモを探しに行きます。

Rotten Tomatoes Classic Trailersより

個性豊かな海の生き物たちとの出会いが楽しい作品です。オーストラリアが舞台となっていますが、発音はアメリカ英語だと思います。

【友情に感動】モンスターズ・インク (2001)

原題: Monsters, Inc. (ⒸWalt Disney Pictures / Pixar Animation Studios)

モンスターの街「モンスターズ・インク」で働く、怖がらせ屋のサリーとマイク。彼らの仕事は、子供部屋のドアを通じて子供たちを怖がらせ、悲鳴をエネルギーに変えること。しかし、ある日一人の人間の女の子が会社に迷い込んでしまい…。

Pixarより

モンスターたちのコミカルで軽快な会話が魅力です。友情や勇気がテーマになっており、楽しみながら日常的な表現を学ぶことができます。

【長年愛されるシリーズ】トイ・ストーリー (1995)

原題: Toy Story (ⒸWalt Disney Pictures/Pixar Animation Studios)

おもちゃたちの世界を描いたピクサーの記念すべき第1作。カウボーイ人形のウッディは、最新型おもちゃのバズ・ライトイヤーにライバル心を抱き、ひょんなことから2人は家を飛び出すことに。

Rotten Tomatoes Classic Trailersより

「トイ・ストーリー5」の公開が2026年夏に迫り、楽しみですね。このシリーズのセリフは日常的な会話が中心で、英語学習にピッタリです。子供から大人まで楽しめるアニメなので、親子で英語を学びたい人にもおすすめの映画です。

アニメ映画で英語を学ぶためのヒント

アニメ映画は、キャラクターの表情や動きが豊かで、セリフの意味を視覚的に理解しやすいという利点があります。まずは日本語字幕でストーリーを把握してから、英語字幕に切り替えて観るのがおすすめです。

さらに慣れてきたら、字幕なしに挑戦したり、好きなセリフを声に出して真似してみましょう。楽しみながら続けることで、英語力は必ず向上します。

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