【学び直し英語】高校文法 話法

高校で習う話法について学び直しましょう!

話法とは、誰かが言ったことを伝える方法のことで、直接話法間接話法の2種類があります。この2つの使い分けを理解すると、より自然な英語表現ができるようになります。

話法とは?

他人の言葉や考えを伝える方法のことで、直接話法間接話法の2種類に分けられます。直接話法は、発言をそのまま引用するのに対し、間接話法は、発言内容を話者の言葉で言い換えて伝えます。

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直接話法

まずは直接話法について学びましょう。

👉POINT:言った内容をそのまま「” “」で引用する

直接話法は、誰かが実際に言った言葉をそのまま引用する方法です。セリフを括弧(” ”)で囲み、発言者の言葉を正確に伝えます。

☆例文

  • He said, “I am hungry.” (彼は「お腹が空いた」と言った。)
  • She asked me, “Are you coming to the party?” (彼女は私に「パーティーに来る?」と尋ねた。)
  • My father said to me, “Study hard.” (父は私に「一生懸命勉強しなさい」と言った。)

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間接話法

次に、間接話法について学びましょう。

👉POINT:時制や代名詞を調整して伝える

間接話法は、誰かの発言を、聞いた人が自分の言葉で伝える方法です。主節の時制や、発言内容の時制、代名詞などを変更する必要があります。平叙文(普通の文)・疑問文・命令文の作り方を確認しましょう。

平叙文の場合

まずは平叙文の作り方を確認しましょう。

👉POINT:「that」を使ってつなぎ、時制を一つ過去にずらす

主節の動詞(saidなど)が過去形の場合、従属節の時制を一つ過去にずらします。

☆例文

  • He said that he was hungry. (彼はお腹が空いていると言った。)
    直接話法の場合はHe said, “I am hungry.”と表すことができます。

疑問文の場合

次に疑問文の作り方を確認しましょう。

👉POINT:「if / whether」や「疑問詞」を使ってつなぎ、時制を調整する

疑問詞(who, what, whereなど)がない疑問文は、「if」または「whether」でつなぎます。疑問詞がある場合は、その疑問詞でつなぎます。

☆例文

  • She asked me if I was coming to the party. (彼女は私に、私がパーティーに来るか尋ねた。)
    直接話法の場合は、She asked me, “Are you coming to the party?”と表すことができます。
  • He asked where I lived. (彼は私に、私がどこに住んでいるか尋ねた。)
    直接話法の場合は、He asked, “Where do you live?”と表すことができます。

命令文の場合

最後に命令文の作り方を確認しましょう。

👉POINT:「to不定詞」を使って伝える

命令文や依頼は、「tell / ask + 人 + to do」の形で伝えます。

☆例文

  • My father told me to study hard. (父は私に一生懸命勉強するように言った。)
    直接話法の場合は、My father said to me, “Study hard.”と表すことができます。

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練習問題

① 間接話法で書かれた以下の文を、元の「直接話法」に直してみましょう。

  1. He said that he was hungry.
  2. She asked me if I was coming to the party.
  3. My father told me to study hard.
  4. They asked us where we were going.
  5. He said that he had finished his homework.

②以下の日本語を間接話法にしてみましょう。

  1. 彼は「私は宿題を終えた」と言った。
  2. 彼女は私に「どこへ行くの?」と尋ねた。
  3. 先生は私たちに「静かにしなさい」と言った。
  4. 彼は私に「これを手伝ってくれますか?」と尋ねた。

答え合わせ

  1. He said, “I am hungry.”
    解説:間接話法で時制が過去形(was)になっているので、直接話法では現在形(am)に戻します。代名詞の “he” は、発言者自身のことを指すので “I” になります。
  2. She asked me, “Are you coming to the party?”
    解説:間接話法の “if” や “whether” は、元の疑問文が Yes/No で答えられるものだったことを示します。時制は現在進行形に戻し、語順を疑問文にします。
  3. My father said to me, “Study hard.”
    解説:間接話法の “told me to” は、元の文が命令文だったことを示します。命令文は動詞の原形から始まります。
  4. They asked us, “Where are you going?”
    解説:間接話法の “where” は、元の疑問文にも “where” があったことを示します。時制は現在進行形に戻し、代名詞の “we” は発言された時点では “you” だったと考えます。
  5. He said, “I have finished my homework.”
    解説:間接話法の “had finished”(過去完了形)は、元の文が現在完了形だったことを示します。時制を現在完了形に戻します。

  1. He said that he had finished his homework.
    解説:直接話法の “finished” (過去形) を、間接話法では一つ過去にずらして「過去完了形」の “had finished” にします。
  2. She asked me where I was going.
    解説:疑問詞の “where” でつなぎ、時制を過去にずらします。語順は疑問文ではなく、平叙文になります。
  3. The teacher told us to be quiet.
    解説:命令文なので、「tell + 人 + to do」の形を使います。
  4. He asked me if I would help him with that.
    解説:助動詞 “will” を間接話法では “would” にします。また、指示語の “this” は “that” に変えるのが一般的です。

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