英語「heads up」の意味は?ビジネスで使う?【今日のフレーズ#53】

英語の「heads up」ってどういう意味?実は日常会話やビジネスで使えるとても便利な言葉なんです。この記事では、年間300人以上を指導するプロ講師が、ネイティブがよく使う「heads up」の意味と使い方を解説します。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

英語「heads up」の意味と使い方

英語の「heads up」には、主に2つの意味があります。

「heads up」の意味①

「気をつけて」「注意して」という意味があります。物理的な危険を知らせる時などに使います。「気をつけろ!」「頭上注意!」のようなニュアンスです。命令文の形で使います。

【例文】
Heads up! The ball is coming. 気をつけて!ボールが来るよ。
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「heads up」の意味②

「事前のお知らせ」という意味があります。これから起こる出来事や変更点などについて、前もって警告したりする時に使います。ビジネスでも日常でも頻繁に使われる、非常に便利な表現です。

「heads up」は可算名詞として使われ「a heads up」と冠詞の「a」を付けて書きます。また、ハイフンを入れて「heads-up」と表記することもあります。

【例文1】
I’ll give you a heads up when I am leaving for the airport. 空港へ出発する時に、事前に連絡するね。
【例文2】
This email is just a heads up about the upcoming meeting. このメールは、次の会議についてのお知らせです。
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ビジネスでも使うの?

「事前のお知らせ」という意味の「heads up」はビジネス英語として非常によく使われます。特に、相手に何かを事前に知らせておきたい時や、変更点を伝える時などに便利です。

【例文1】
I wanted to give you a heads up that the report will be a day late. 報告書が1日遅れることを、前もってお知らせしておきたかったのです。
【例文2】
Just a heads up, the meeting time has been changed to 2 p.m. 念のためお伝えしますが、会議の時間が午後2時に変更されました。
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「give a heads up」の意味

「give a heads up」は、「事前に知らせる」「前もって警告する」という意味のイディオムです。「give」の代わりに「send」や「drop」を使うこともあります。

【例文1】
Can you give me a heads up if you hear anything new? 何か新しいことが分かったら、事前に知らせてくれますか?
【例文2】
We gave them a heads up about the change in the schedule. 私たちは彼らにスケジュールの変更について事前に知らせました。

「Thanks for the heads up.」の意味

「Thanks for the heads up.」は、「知らせてくれてありがとう」「教えてくれて助かったよ」という意味のフレーズで、感謝の気持ちを伝える時に使います。

【例文1】
Thanks for the heads up, John. I appreciate it. ジョン、事前に知らせてくれてありがとう。助かるよ。
【例文2】
Thanks for the heads up about the traffic. I’ll take a different route. (交通状況を教えてくれてありがとう。違う道を通るよ。)

「Quick heads up」の意味

「Quick heads up」は、「ちょっとしたお知らせ」や「簡単な注意喚起」という意味で使われます。手短に伝えたい時や、メールの件名などでよく見かけます。

【例文1】
Subject: A quick heads up on the meeting agenda. 件名: 会議の議題についての簡単なお知らせ
【例文2】
Quick heads up. I won’t be in the office tomorrow. ちょっとお知らせしとくね。明日オフィスにはいないので。
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英語「heads up」の意味を理解しよう

今回は英語の「heads up」について、様々な使い方をご紹介しました。このフレーズは、ネイティブの日常会話やビジネス英語でよく使います。ぜひ今回ご紹介した例文を参考に、実際の会話やライティングで積極的に使ってみてください。

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