「人事」は英語で?2つの言い方を例文付きでプロ講師が解説【今日のフレーズ#83】

転職活動やキャリアプラン、部署異動など、ビジネスの場面で「人事」という言葉は頻繁に出てきますよね。「人事部」や「人事異動」など、日本語の「人事」は様々な意味合いで使われますが、英語ではどう表現すれば良いか、迷ったことはありませんか?今回は、そんな時に役立つ「人事」の英語表現を解説します。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

「人事」を表す英語表現

「人事」を意味する英語表現はいくつかあります。今回は、特によく使われる2つの英語表現を、ニュアンスの違いや使い方を例文を交えて分かりやすく解説します。

「人事」を表す英語① human resources (HR)

「human resources」は、直訳すると「人的資源」で、企業などで最も広く使われる「人事」を意味する英語表現です。人事を単なる「人員」としてではなく、企業にとっての「貴重な財産(資源)」として捉えるという、より現代的な価値観のニュアンスが含まれています。

【例文1】
She works in the human resources department. (彼女は人事部で働いています。)
【例文2】
We are currently looking for a human resources manager. (私たちは現在、人事部長を探しています。)

省略形「HR」もよく使う

「human resources」の頭文字を取った略語「HR」も「人事」を意味する英語表現としてよく使われています。略してあるため、少しカジュアルな印象で日常会話やチャットなどでよく見かけます。

【例文】
I have a meeting with HR this afternoon. (今日の午後、人事と面談があります。)

「人事」を表す英語② personnel

「personnel」は、「職員」「人員といった集合的な意味を持つ名詞で、ややフォーマルな表現です。日本語の「人事」と同じように、人を指す場合と、部署を指す場合の両方で使われます。

また、「personnel department」で「人事部」、「personnel change」で「人事異動」など関連表現も覚えておきましょう。

【例文1】
All personnel are required to attend the meeting. (全職員が会議に出席する必要があります。)
【例文2】
You need to contact the personnel department. (人事部に連絡する必要があります。)
【例文3】
The company announced a major personnel change. (その会社は大規模な人事異動を発表しました。)
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「人事」を表す英語はさまざま

今回は「人事」を意味する2つの英語表現を紹介しました。

  • human resources: 人材を資源として捉えた「人事」
  • HR: human resourcesの略語
  • personnel: 人員と部署の両方を意味する

ぜひ例文を参考に、実際の会話で使ってみてくださいね。毎日コツコツと学習を続け、ぜひ英語習得を一緒に頑張りましょう!

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