「合計で」は英語で?3つの言い方を例文付きでプロ講師が解説【今日のフレーズ#87】

買い物をして「合計でいくら?」と聞いたり、会議で「合計で何人参加しますか?」と確認したりと、「合計で」という言葉は日常からビジネスまで頻繁に使われますよね。今回は、そんな時に役立つ「合計で」の英語表現を解説します。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

「合計で」を表す英語表現

「合計で」を意味する英語表現はいくつかあります。今回は、よく使われる3つの英語表現を、ニュアンスの違いや使い方を例文を交えて分かりやすく解説します。

「合計で」を表す英語① in total

「in total」は、「総額」「総量」など、具体的な数や量を合計した結果を示す際に使われる、一般的な英語表現です。ビジネスシーンでは、金銭的な計算や、全体の量を報告する時などに使います。

【例文1】
The bill came to $150 in total. (合計で請求額は150ドルになりました。)
【例文2】
We received 500 orders in total this month. (今月は合計で500件の注文を受けました。)
【例文3】
How many hours did you work in total last week? (先週は合計で何時間働きましたか?)

「合計で」を表す英語② in all

「in all」は、「全部で」「全て合わせて」というニュアンスを持ち、主に数えられるもの(人、物)の総数を示す際に使われることが多い表現です。

【例文1】
There were ten people in all at the party. (パーティーには合計で10人の人がいました。)
【例文2】
I bought three books and two magazines, five items in all. (本を3冊と雑誌を2冊、合計で5点買いました。)
【例文3】
In all, the company hired fifty new employees this year. (合計で、その会社は今年50人の新入社員を雇いました。)

「合計で」を表す英語③ on aggregation

「on aggregation」は、「集計に基づいて」「集約すると」という意味を持つ表現です。このフレーズは、データ分析、統計、経理といった専門的な分野で使われます。

【例文1】
The data shows significant growth on aggregation across all regions. (そのデータは、合計で(集計すると)全地域で大きな成長を示しています。)
【例文2】
On aggregation, the total cost exceeded the original budget by 10%. (合計で(集計に基づいて)、総費用は当初予算を10%超過しました。)
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「合計で」を表す英語はさまざま

今回は「合計で」を意味する3つの英語表現を紹介しました。

  • in total: 最も一般的。総額や総量を示す際に使う。
  • in all: 数えられるもの(人数など)の総数を示す。
  • on aggregation: データ、統計など専門的な集計結果を示す。

迷ったら広く使われている「in total」を使えば間違いありません。ぜひ例文を参考に、実際の会話で使ってみてくださいね。毎日コツコツと学習を続け、ぜひ英語習得を一緒に頑張りましょう!

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