「すみません」は英語で?4つの言い方を例文付きでプロ講師が解説【今日のフレーズ#104】

日本語の「すみません」は、人に声をかける時、謝る時、そして感謝する時にも使える、とても便利な言葉ですよね。しかし、英語ではシーンによって表現を使い分ける必要があります。今回は、代表的な4つの言い方を例文とともに解説します。

■この記事を書いた人
純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。
「すみません」を表す英語表現
「すみません」を意味する英語表現はいくつかあり、どんなニュアンスで使いたいかによって、適切に使い分ける必要があります。今回は、よく使われる4つの英語表現を、例文を交えて分かりやすく解説します。
「すみません」を表す英語① Excuse me.
「Excuse me.」は、人に声をかける時や道を通りたい時など、相手の注意を引くために使う表現です。丁寧で幅広く使える便利なフレーズです。
【例文1】 Excuse me, where is the nearest station? (すみません、一番近い駅はどこですか?) |
【例文2】 Excuse me, I didn’t catch that. Could you repeat it? (すみません、聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか?) |
「すみません」を表す英語② Pardon me.
「Pardon.」は、相手の言ったことが聞き取れなかった時に聞き返す場合や、より改まった場で相手に話しかける時に使います。「Excuse me.」よりも少していねいな印象です。
【例文1】 Pardon me, I didn’t hear what you said. (すみません、おっしゃったことが聞こえませんでした。) |
【例文2】 Pardon me for interrupting. (邪魔してしまってすみません。) |
「すみません」を表す英語③ I’m sorry.
「I’m sorry.」は謝罪の意味で使う「すみません」です。相手に失礼をした時や自分の過失に対して、謝罪の念を伝える際に使います。日本語の「ありがとう、すみません」という感謝のニュアンスでは使わないので注意が必要です。
【例文1】 I’m sorry I’m late. (遅れてすみません。) |
【例文2】 I’m sorry to bother you, but could you help me? (お手数をかけてすみませんが、助けていただけますか?) |
「すみません」を表す英語④ My bad.
「My bad.」はカジュアルな会話で使う「すみません」です。友達同士など親しい仲で、ちょっとしたミスをした時などに使われます。日本語では「すまん」「ごめん」「悪いね」に近いです。
【例文1】 My bad, I forgot to lock the door. (すまん、ドアの鍵閉め忘れた) |
【例文2】 (友人間で軽くぶつかった時) My bad! Are you okay? (ごめんね!大丈夫?) |
「すみません」を表す英語はさまざま
一言で「すみません」といっても、英語では状況によって使い分けが必要です。声をかけたいなら「Excuse me」、聞き返したいなら「Pardon me」、謝りたいなら「I’m sorry」、カジュアルな場面なら「My bad」が自然です。
ぜひ例文を参考に、実際の会話で使ってみてくださいね。毎日コツコツと学習を続け、ぜひ英語習得を一緒に頑張りましょう!
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