【学び直し英語】中学文法 関係代名詞
中学校で習う関係代名詞について学び直しましょう!
関係代名詞とは?
関係代名詞は、先行詞を説明するために使われる言葉のこと。
関係代名詞には、which、who、thatが使われ、名詞と名詞を説明する節を結び付ける。
文中での形は名詞+関係代名詞+節となる。
関係代名詞には、主格の関係代名詞と目的格の関係代名詞と所有格の代名詞がある。
☞POINT 関係代名詞 ・名詞(=先行詞)と名詞を説明する節を結び付ける ・関係代名詞には主にwhich、who、thatがある ・文中での形は名詞(=先行詞)+関係代名詞(which、who、that)節となる |
先行詞とは?
先行詞には人や物など、様々な言葉が当てはまり、関係代名詞によって後ろから説明される。
先行詞 | 主格 | 目的格 | 所有格 |
---|---|---|---|
人 | who / that | who / whom / that | whose |
物(人以外) | which /that | which / that | whose |
主格の関係代名詞
主格の関係代名詞とは、主語の役割をする関係代名詞のことである。先行詞が、関係節の中で何かをする場合に使う。関係代名詞節の中には主語がないことが特徴。
☞POINT ・主格の関係代名詞…主語の役割をする関係代名詞 ・文中での形は名詞(=先行詞)+関係代名詞(which、who、that)+節(動詞~)となり、節には主語がないことが特徴。 |
例文
★The book which is on the table is mine.
テーブルの上の本は私のものです。
・先行詞…the book
・関係代名詞…which
・節…is on the table
関係代名詞の文を作る時は、2つの文をまず作ってから組み合わせると分かりやすい。
①The book is mine.
②The book is on the table.
→先行詞the book(説明したい名詞)は人ではないため、関係代名詞にはwhichを使う。
→②のthe bookをwhichへ置き換え、①の先行詞の後ろへ挿入。
→The book which is on the table is mine.
目的格の関係代名詞
目的格の関係代名詞とは、目的語の役割をする関係代名詞のことである。先行詞が、関係節の中で何かをされる場合に使う。関係代名詞節の中には主語があることが特徴。目的格の関係代名詞は省略できる。
☞POINT ・目的格の関係代名詞…目的語の役割をする関係代名詞 ・文中での形は名詞(=先行詞)+関係代名詞(which、who、that)+節(主語+動詞~)となり、節には主語があることが特徴 ・目的格の関係代名詞は省略できる |
例文
★The movie which we watched last night was good. ※whichは省略可
昨日私たちが見た映画は良かった。
・先行詞…the movie
・関係代名詞…which
・節…we watched last night
関係代名詞の文を作る時は、2つの文をまず作ってから組み合わせると分かりやすい。
①The movie was good.
②We watched the movie last night.
→先行詞the movie(説明したい名詞)は人ではないため、関係代名詞にはwhichを使う。
→②のthe movieをwhichに置き換え、which we watched last nightの語順に変える。
→②を先行詞の後ろへ挿入。
→The movie which we watched last night was good.
所有格の関係代名詞
所有格の関係代名詞は、先行詞が関係代名詞節を所有していることを表す。
☞POINT ・所有格の関係代名詞…所有格の関係代名詞は、先行詞が関係代名詞節を所有していることを表す ・文中での形は名詞(=先行詞)+関係代名詞(whose)+節となる ・所有格の関係代名詞は省略できない |
例文
★I know a man whose wife is a teacher.
私は妻が教師である男性を知っている。
・先行詞…the man
・関係代名詞…whose
・節…is a teacher
関係代名詞の文を作る時は、2つの文をまず作ってから組み合わせると分かりやすい。
①I know a man.
②His wife is a teacher.
→所有を表す関係代名詞にはwhoseを使う。
→②のhisをwhoseに置き換える。
→②を先行詞の後ろへ挿入。
★I know a man whose wife is a teacher.
関係代名詞that
関係代名詞thatは先行詞が人でも人以外でも使うことができる。
先行詞がすべてを指す場合や、最上級、序数、only、sameなどの限定詞と結びつく場合にwhichやwhoよりもthatを使うことが多い。thatを使うことで、他のものが含まれないことを強調し、文の意味をより正確に伝えることができるためである。(whichやwhoが使えないというわけではない点に注意。)
☞POINT 関係代名詞that ・先行詞が人でも人以外でも使うことができる ・先行詞がすべてを指す場合や、最上級、序数、only、sameなどの限定詞と結びつく場合にthatを使うことが多い |
例文
★All the books that I have read are written in English.
私が読んだ本はすべて英語で書かれている。
先行詞がall, every, no, anyなどの不定代名詞と結びつくときはthatを使う。
★This is the best movie that I have ever seen.
これは私が今まで見た中で最高の映画です。
先行詞が最上級を表す形容詞と結びつくときはthatを使う。
★He was the first person that I met in the school.
彼は私が学校で最初に会った人です。
先行詞が序数と結びつくときはthatを使う。
練習問題
日本語を英語に直しましょう。which、who(whom)、whoseを使いましょう。
(1)隣に住んでいる女性は医者です。
(2)赤い帽子をかぶっている男性は私の父です。
(3)私はダニエルと友達のその女性を知っている。
(4)駅前で会った女の子はクラスメイトです。
(5)私が得意なスポーツは水泳です。
(6)何か言いたいことはありますか。
(7)私は屋根が赤い家を知っている。
答え合わせ
(1)The woman who lives next door is a doctor.
*主格の関係代名詞→whoは省略不可
①The woman is a doctor.
②The woman lives next door.
(2)The man who is wearing a red hat is my father.
*主格の関係代名詞→whoは省略不可
①The man is my father.
②The man is wearing a red hat.
(3)I know the woman who is a friend of Daniel.
*主格の関係代名詞→whoは省略不可
①I know the woman.
②The woman is a friend of Daniel.
(4)The girl who(whom) we met in front of the station is my classmate.
*目的格の関係代名詞→関係代名詞who(whom)は省略可
①The girl is my classmate.
②We met the girl in front of the station.
(5)The sport which I am good at is swimming.
*目的格の関係代名詞→whichは省略可
①The sport is swimming.
②I am good at the sport.
(6)Is there anything which you want to say?
*目的格の関係代名詞→whichは省略可
①Is there anything?
②You want to say anything.
(7)I know the house whose roof is red.
*所有格の関係代名詞→whoseは省略不可
①I know the house.
②Its roof is red.