英検準2級ライティングのコツとは?英会話講師が徹底解説
英検準2級のライティングセクションは、多くの受験者にとって難関です。しかし、ポイントを押さえて練習すれば、高得点が狙えます。この記事では、ライティングのコツを詳しく解説し、効率的に対策する方法をご紹介します。
この記事を書いた人
・独学で英検®1級合格、TOEIC®925
・現役英会話講師として300人以上に指導
・翻訳家としても活動
・1児の母
・日本生まれ日本育ちの純ジャパ
英検準2級のライティングで求められること
英検®公式HPでは次のように採点基準を公表しています。
解答は4つの観点で採点されます。観点ごとに0~4点の5段階で評価され、得点の満点は16点となります(CSEスコアの満点は600)。
・観点1:内容…課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか
・観点2:構成…英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
・観点3:語彙…課題に相応しい語彙を正しく使えているか
・観点4:文法…文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
これらを踏まえた上で、実際にライティングではどのようなことに気をつける必要があるか確認しておきましょう。
内容
問われている質問に対する「意見」と、それに沿った「1つ目の理由」、「2つ目の理由」が含まれている必要があります。これらが明確に含まれていることを採点者にとっても分かりやすくするため、決まった型を使うと良いです。
- 意見…賛成の場合は”I think ~”から始め、反対の場合は”I don’t think ~”から始める。
- 1つ目の理由…” First, ~”から始める
- 2つ目の理由…” Second, ~”から始める
構成
英検®の英作文の構成は毎回同じです。受験級が上がっても変わりませんので、しっかり身につけておきましょう。
- 結論…質問に対して賛成か反対かを明確に述べます。(I think ~. / I don’t think ~.)
- 理由の数…毎回2つ書くので”I have two reasons.”や”There are two reasons for this.”など決まった表現を覚えましょう。
- 1つ目の理由①…”First, ~”から始めます。まずは理由の要点のみを述べ、その後次の文で具体的に展開していきます。
- 1つ目の理由②…1つ目の理由を具体的にしたり補足したりして、詳しく書きます。
- 2つ目の理由①…”Second, ~”から始めます。まずは理由の要点のみを述べ、その後次の文で具体的に展開していきます。
- 2つ目の理由②…2つ目の理由を具体的にしたり補足したりして、詳しく書きます。
- 結論の繰り返し…”For these reasons, ~”から始め、一番最初の文を繰り返します。
一番難しいのは、理由を書くところだと思います。ポイントは「理由の要点・要約→補足・具体例」という流れで書くということです。例えば、Do you think convenience stores are a good place to buy food?(コンビニは食べ物を買うのに良い場所か?)という質問に対して理由を考えるときは次のようにします。
People can buy many kinds of food in convenience stores.(コンビニではたくさんの種類の食べ物を買うことができる。)
→For example, they can buy fruits, vegetables, sandwiches, lunch boxes, and snacks.(例えば、フルーツや野菜、サンドイッチ、弁当、お菓子を買うことができます。)
このように、「たくさんの種類の食べ物を買える」という要点を述べてから、「具体例にどんな種類の食べ物を買えるか」というように後に続く文で補足します。これを「コンビニでは、フルーツや野菜、サンドイッチ、弁当、お菓子を買うことができます。」のように具体例から述べてしまうと、何が言いたいのか伝わりづらいですし、ここから理論を展開するのも難しく「これ以上書けない」といった事態に陥ってしまいます。
語彙
必ずしも難しい単語を使う必要はありません。理由は思いついたけど英語で書けないという人は「どうすれば自分の知っている英語で書けるかな?」と考えてみましょう。
実際のレッスンで、Do you think smartphones are necessary for students?(スマホは学生に必要か?)という質問に対して賛成の立場で理由を考えてもらうときがあったのですが、そのときの生徒さんは「夏休みの自由研究に使える」と言いました。しかし「自由研究」と英語にすることは難しかったので発想を変えて「勉強に使える」と言うことにしました。このように、理由として筋が通っていれば簡潔な英語に言い換えて問題ありません。
もうひとつ注意点があるので覚えておきましょう。一般的に英作文では単語を何度も繰り返し使用することを好みません。なるべく同じ単語は使わないようにするか、同義語や類義語に置き換えましょう。例えば、studentsは文脈によってchildren(子どもたち)、learners(学習者)などに言い換えることが可能です。また、つながりのある文の中で繰り返し使いたい時は代名詞”they”に置き換えることを忘れずに。
文法
文法表現に関しても、繰り返しを避けるようにしましょう。特に英作文ではcanを使った文などが多くなりがちです。” Students can study on their smartphones”という文は、例えば、” Smartphones are useful for students to study”や” Smartphones help students study at home”といった表現に変えることが可能です。文脈にもよりますが、単調な表現が続かないように同じ文法表現を使うことは避けましょう。
英作文は必ず添削してもらおう
書いた英作文は必ず第三者に見てもらいましょう。自分では気づけないミスやより良い英作文を書くためのアドバイスがもらえたりします。特に、従来型のテストを受験する予定の人は手書きで練習し、字の読みやすさや解答用紙の使い方もチェックしてもらうと安心です。今は、オンライン英会話を使って気軽に添削してもらうことができるため、どんどん活用していきましょう。
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