【英検®準2級ライティング】英作文の書き方とコツを解説

英検®準2級のライティング、英作文の書き方に自信がない…と悩んでいませんか?「何から書き始めればいいかわからない」「どうすれば高得点になるの?」といった疑問を抱えている方は多いでしょう。
この記事では、英検準2級ライティングで高得点を取るための具体的な書き方を、4つの採点基準をふまえて徹底的に解説します。この記事を読んで、ライティングの得点をアップさせましょう!

■この記事を書いた人
純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。
英検®準2級のライティングの採点基準
英検®公式HPでは次のように採点基準を公表しています。
解答は4つの観点で採点されます。観点ごとに0~4点の5段階で評価され、得点の満点は16点となります(CSEスコアの満点は600)。
・観点1:内容…課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか
・観点2:構成…英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
・観点3:語彙…課題に相応しい語彙を正しく使えているか
・観点4:文法…文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
これらを踏まえた上で、実際に英検®準2級のライティングではどのようなことに気をつける必要があるか確認しておきましょう。
採点基準ごとの攻略法と書き方のコツ
採点基準を踏まえて、実際に英検®準2級ライティングの英作文ではどのように対策したら良いか、コツを見ていきましょう。
「内容」をクリアするライティング構成
質問に対して、まず自分の意見(結論)を明確に述べ、それをサポートする2つの理由を書くという構成を作りましょう。
- 結論…賛成の場合は”I think ~”から始め、反対の場合は”I don’t think ~”から始める。
- 理由1… “First, ~”から始める
- 理由2… “Second, ~”から始める
「構成」を整える7つのステップ
英検®の英作文の構成は毎回同じです。受験級が上がっても変わりませんので、しっかり身につけておきましょう。2級の英作文においては、以下の7つのステップで書く練習をすると、論理的な文章が組み立てられます。
- 結論: 自分の意見を明確に述べる。(I think ~. / I don’t think ~.)
- 理由の数: 「2つの理由があります」と予告する。(I have two reasons.)
- 理由1(要点): 1つ目の理由の結論を簡潔に書く。
- 理由1(具体例): 理由1を補足する具体的な例を挙げる。
- 理由2(要点): 2つ目の理由の結論を簡潔に書く。
- 理由2(具体例): 理由2を補足する具体的な例を挙げる。
- 結論の繰り返し: 最初の結論を再度述べる。
理由の書き方
一番難しいのは、理由を書くところです。コツは「理由の結論→補足・具体例」という流れで書くということです。例えば、Do you think convenience stores are a good place to buy food?(コンビニは食べ物を買うのに良い場所か?)という質問に対して理由を考えるときは次のようにします。
- 理由(要点):People can buy many kinds of food in convenience stores.(コンビニではたくさんの種類の食べ物を買うことができる。)
- 理由(具体例):For example, they can buy fruits, vegetables, sandwiches, lunch boxes, and snacks.(例えば、フルーツや野菜、サンドイッチ、弁当、お菓子を買うことができます。)
このように、「たくさんの種類の食べ物を買える」という要点を述べてから、「具体例にどんな種類の食べ物を買えるか」というように後に続く文で補足します。
「語彙」と「文法」で表現力を高める
必ずしも難しい単語や複雑な文法を使う必要はありません。以下の2つのコツを意識するだけで、評価は大きく上がります。
知っている単語で表現する
難しい単語にこだわらず、知っている簡単な単語で伝えたいことを表現する練習をしましょう。
実際のレッスンで、Do you think smartphones are necessary for students?(スマホは学生に必要か?)という質問に対して賛成の立場で理由を考えてもらうときがあったのですが、そのときの生徒さんは「夏休みの自由研究に使える」と言いました。しかし「自由研究」と英語にすることは難しかったので発想を変えて「勉強に使える」と言うことにしました。このように、自分が言える簡潔な英語に言い換えてみましょう。
繰り返しを避ける
英作文では単語を何度も繰り返し使用すると、表現力が乏しいと見なされてしまいます。同じ単語や文法表現を何度も使わないよう、同義語や代名詞、多様な文法パターンを使い分けることが重要です。
例えば、studentsは文脈によってchildren(子どもたち)、learners(学習者)、もしくは代名詞”they”に置き換えることができます。
合格を確実にするための最終チェック
書いた英作文は必ず第三者に見てもらいましょう。自分では気づけないミスやより良い英作文を書くためのコツやアドバイスがもらえたりします。特に、手書きした英作文を提出し、字の読みやすさや解答用紙の使い方もチェックしてもらうと安心です。
正しい構成と書き方を身につければ準2級ライティングは怖くない!
英検®準2級ライティングは、正しい構成と書き方を身につければ、必ず高得点が取れるセクションです。
今回ご紹介した4つの観点と具体的なコツを意識して練習すれば、ライティングへの苦手意識はなくなります。ぜひ、これらの方法を実践して、合格を掴み取りましょう。
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