「割り勘」は英語で?英検®1級の英会話講師が解説【今日のフレーズ#15】

友人や同僚と食事に行った際、「割り勘にしよう!」と誘うとき、英語ではどう表現すればいいのでしょうか。日本語の「割り勘」は便利な言葉ですが、英語には直訳できる単語がありません。今日の記事では、状況やニュアンスに応じて使い分けられる英語フレーズを、英検1級を持つ講師の視点から3つご紹介します。

この記事を書いた人

・独学で英検®1級合格、TOEIC®925
・英会話講師として年間300人以上に指導
・翻訳家としても活動
・1児の母
・日本生まれ日本育ちの純ジャパ

split the bill

split the billは、「割り勘にする」を意味する最も一般的で、丁寧な表現です。splitは「分ける」、billは「お勘定」という意味で、文字通り「お勘定を分ける」というニュアンスになります。友人やビジネスランチなど、幅広い場面で使えるため、覚えておくと非常に便利です。

【例文1】
Let’s split the bill for lunch today.
今日のランチは割り勘にしよう。
【例文2】
The couple decided to split the bill.
そのカップルは割り勘にすることにした。

スポンサードリンク

go Dutch.

go Dutchは、「割り勘にする」という意味の、少しカジュアルなイディオムで、友人同士で使われることが多いです。

【例文1】
I’ll pay for the movie tickets, but let’s go Dutch on dinner.
映画のチケットは私が払うけど、夕食は割り勘にしよう。
【例文2】
It’s always easier to go Dutch when we have a big group.
大人数の時はいつも割り勘にするのが一番簡単だ。

スポンサードリンク

fifty-fifty

直訳すると「50対50」となり、勘定をきっちり半分ずつ負担することを意味します。split the billよりも、より厳密に均等に分けるニュアンスが強く、きっちり折半すしたい場合に使われることがあります。

【例文1】
Let’s make it fifty-fifty.
折半しよう。
【例文2】
The cost of the trip was a little expensive, so we agreed to make it fifty-fifty.
旅行の費用が少し高かったので、きっちり半分ずつ払うことにした。

スポンサードリンク

あなたならどう表現しますか?

今回は「割り勘」を表現する英語フレーズを3つご紹介しました。split the billは最も一般的で丁寧な表現で、Go Dutch.は友人との間で使えるカジュアルなイディオム、It’s fifty-fifty.はきっちり半分ずつ分ける場合に、というように、それぞれニュアンスが異なります。

これらのフレーズを使い分けることで、あなたの意図する「割り勘」をより正確に伝えられます。ぜひ、このブログを参考に、あなたの気持ちに合った表現を選んでみてください。

スポンサードリンク