「予約でいっぱい」は英語で?英検®1級の英会話講師が解説【今日のフレーズ#21】

レストランやホテルを予約をもらった際、「予約でいっぱいです」とお断りしたいことがありますよね。日本語では「予約でいっぱいです」の一言で済みますが、英語には様々な表現があり、それぞれニュアンスが少し異なります。今回は、様々な「予約でいっぱい」を表現する英語フレーズを、英検®1級を持つ講師の視点から5つご紹介します。

この記事を書いた人
・独学で英検®1級合格、TOEIC®925
・英会話講師として年間300人以上に指導
・翻訳家としても活動
・1児の母
・日本生まれ日本育ちの純ジャパ
fully booked / fully reserved
fully bookedとfully reservedは、「予約でいっぱいです」を意味する、最も一般的で丁寧な表現です。ホテルや飛行機、レストランなど、様々な場面で使われます。bookedとreservedのどちらを使っても問題ありません。
【例文1】 I’m sorry, but all our tables are fully booked for tonight. 申し訳ございませんが、今夜のテーブルは全てご予約でいっぱいです。 |
【例文2】 We are fully reserved for the holiday weekend. 祝日の週末、予約でいっぱいです。 |
have no availability
have no availabilityは、「空きがない」「利用できるものがない」という意味で、fully bookedと同様に幅広い場面で使えます。人との予定を調整する際や、サービスの空き状況を尋ねる際など、より柔軟に使える表現です。
【例文1】 I’m sorry, but the doctor has no availability next week. 申し訳ございませんが、来週は医師の予約に空きがございません。 |
【例文2】 We have no availability at the moment. 現在、空席がございません。 |
There are no vacancies.
There are no vacancies.は、主にホテルや宿泊施設などで使われる、少しフォーマルな表現です。vacancyは「空室」「空き」を意味し、「空きがありません」というニュアンスになり、通常複数形のvacanciesで使います。もしホテルを探している際にこのフレーズを耳にしたら、その日は満室だと理解しましょう。
【例文1】 I’m sorry, but we have no vacancies for the night. 申し訳ございませんが、今夜は空室がございません。 |
【例文2】 The sign on the hotel said, “No Vacancy.” ホテルの看板には、「空室なし」と書かれていた。 |
状況に合わせた表現を選ぼう
今回は「予約でいっぱい」を表現する英語フレーズを3つご紹介しました。fully booked / fully reservedは最も一般的で、have no availabilityはより幅広い場面で、there are no vacanciesはホテルで、それぞれ適しています。
状況によってフレーズを使い分けることで、お客さんに理解してもらえるといいですね。