前置詞despiteの意味や使い方を例文で解説!文頭に置く?後ろの品詞は名詞?動詞?【今日のフレーズ#48】

前置詞despiteの意味や使い方を例文で解説!文頭に置くのか、後ろに来る品詞は名詞か動詞かまで詳しく解説します。

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純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

前置詞despiteの意味と使い方

「despite」は「〜にもかかわらず」という意味を持つ前置詞です。少しかたい響きがありますが、日常会話でも使われ、英検®やTOEIC®といった試験でも頻出の表現です。

【例文1】
Despite the rain, we went out for a walk. 雨にもかかわらず、私たちは散歩に出かけた。
【例文2】
He finished the project despite the lack of time. 時間がなかったにもかかわらず、彼はプロジェクトを終えた。
【例文3】
Despite working hard, they couldn’t reach their goal. 一生懸命に働いたにもかかわらず、彼らは目標に到達できませんでした。

このように、despiteは逆接の関係を表し「〜にもかかわらず」という意味の前置詞として使われます。

前置詞despiteは文頭に置くの?

結論から言うと、despiteは文頭に置くことも可能です。特に、強調したいときには文頭に持ってくることがよくあります。

【例文1】
Despite his injury, he continued playing. けがにもかかわらず、彼はプレーを続けた。
【例文2】
Despite the heavy traffic, we arrived on time. 渋滞にもかかわらず、時間通りに到着した。

文の途中に置いても「~にもかかわらず」という意味は同じですが、文頭に持って来ることで逆接のニュアンスを少し強調することができます。

前置詞despiteの後ろの品詞は名詞?動詞?

前置詞despiteの後ろには、基本的に名詞(名詞句) がきます。

【例文】
She passed the test despite her anxiety. 不安があったのに、彼女はテストに合格した。

動名詞なら置くことができる

動詞を置くことはできないですが、動名詞(動詞のing形)にすれば、置くことができます

【例文1】
She passed the test despite being nervous. 緊張していたにもかかわらず、彼女はテストに合格した。
【例文2】
Despite studying for weeks, she failed the exam. 何週間も勉強したにもかかわらず、彼女は試験に落ちた。

in spite ofとの違いは?

「despite」と「in spite of」は、意味や文法的な使い方は全く同じです。どちらも「~にもかかわらず」という逆接の意味を表す前置詞で、後ろには名詞、名詞句、または動名詞が続きます。どちらを使っても意味は通じますし、どちらを使うか迷ったら、より簡潔な「despite」を使うのが一般的です。

「despite」の方が少し丁寧でフォーマルだと説明されることもありますが、実際には使い分けすることはほとんどないです。

【例文】
Despite the heavy traffic, we arrived on time.
In spite of the heavy traffic, we arrived on time.
交通渋滞がひどかったにもかかわらず、私たちは時間通りに到着しました。
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despiteの意味を理解しよう

despiteは「〜にもかかわらず」という意味を持つ便利な前置詞で、文頭にも置くことができます。また、despiteの後ろに来る品詞は、名詞か動名詞というルールを押さえておくことが大切です。英検®やTOEIC®の問題にもよく登場するので、例文を参考にしながらぜひ実践で使ってみてください。

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