「対面で」は英語で?3つの言い方を例文付きでプロ講師が解説【今日のフレーズ#61】

ビジネスシーンでよく使う「対面で」という英語フレーズ、言えますか?今回は3つの言い方を例文付きでプロ講師が解説します。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

「対面で」を表す英語表現

「対面で」を意味する英語表現はいくつかあります。日本語では一言で済みますが、英語ではその状況やニュアンスによって使い分けが必要です。

「対面で」を表す英語① in person

最も一般的で使いやすいのが、「in person」です。これは「本人自らが」という意味合いがあり、直接会って何かを行う場合によく使われます。対面での会議や面接など、幅広いシチュエーションで使えるので、まずはこれを覚えておくと便利です。

【例文1】
I prefer to discuss this in person rather than over the phone. (電話ではなく、対面でこの件について話したいです。)
【例文2】
We’ll be holding the interviews in person at our office. (面接は、私たちのオフィスで対面で行います。)
【例文3】
You can apply for the passport online, but you have to pick it up in person. (パスポートはオンラインで申請できますが、受け取りはご本人が対面で行う必要があります。)

「対面で」を表す英語② face to face

「face to face」は文字通り「顔を合わせて」という意味で、特に相手と直接向き合って話す状況を強調したい時に使われます。話し合いや交渉、深い会話など、相手の表情や仕草を読み取りながらコミュニケーションを取るイメージです。

【例文1】
We need to talk about this face to face. (このことについて、直接会って話す必要があります。)
【例文2】
The CEO and the employees had a face to face meeting to resolve the issue. (CEOと従業員は、問題を解決するために直接会って話し合いをしました。)
【例文3】
I think it’s important for parents and teachers to communicate face to face occasionally. (親と先生が時々対面でコミュニケーションを取ることは重要だと思います。)

「対面で」を表す英語③ across the table

「across the table」は、ビジネスシーンで特によく使われる表現です。交渉や話し合いのためにテーブルを挟んで向かい合っている状況を指します。お互いが対等の立場で話し合うニュアンスが含まれており、フォーマルな印象の英語表現です。

【例文1】
We will sit across the table from each other to finalize the deal. (私たちは契約を最終決定するために、テーブルを挟んで向き合って座ります。)
【例文2】
It’s always better to negotiate across the table than through email. (交渉はメールでするよりも、対面で向き合って行う方が常に良いです。)
【例文3】
The two countries began their talks across the table. (その二国は対面での会談を開始しました。)
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「対面で」を表す英語はさまざま

今回は「対面で」を意味する3つの英語表現を紹介しました。

  • in person:最も一般的で幅広い状況で使える
  • face to face:顔を合わせて話すことを強調したい時に使う
  • across the table:交渉など、テーブルを挟んで向き合うフォーマルな状況で使う

それぞれのニュアンスと使い方を理解して、状況に合わせて使い分けてみてください。

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