「忘れないで」は英語で?3つの言い方を例文付きでプロ講師が解説【今日のフレーズ#75】

「宿題を忘れないでね」「明日の会議、忘れないでください」など、相手に何かを思い出してほしい時に使う「忘れないで」。このフレーズを英語でどう伝えれば良いか、迷ったことはありませんか?今回は、そんな時に役立つ「忘れないで」の英語表現を解説します。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

「忘れないで」を表す英語表現

「忘れないで」を意味する英語表現はいくつかあります。今回は、よく使われる3つの英語表現を、ニュアンスの違いや使い方を例文を交えて分かりやすく解説します。

「忘れないで」を表す英語① Don’t forget

「Don’t forget」は、最も一般的で直接的な「忘れないで」を意味する表現です。「forget (忘れる)」の否定形なので、分かりやすいですね。命令形なので、相手との関係性や声のトーンによっては少し強く聞こえることがあります。

【例文1】
Don’t forget your keys. (鍵を忘れないで。)
【例文2】
Don’t forget our appointment tomorrow. (明日の約束を忘れないでね。)
【例文3】
Please don’t forget to submit the report. (レポートの提出を忘れないでください。)

「忘れないで」を表す英語② Remember

「Remember」は、「思い出してね」「覚えておいてね」という、「Don’t forget 」よりもポジティブなニュアンスを持つ表現です。単に「忘れるな」と伝えるだけでなく、これから行うべき行動や、覚えておくべき内容を促すときに使われます。

【例文1】
Remember to call me when you arrive. (着いたら電話するの、忘れないでね。)
【例文2】
Remember that the deadline is Friday. (締め切りは金曜日だということを、忘れないでね。)
【例文3】
Remember me. (私のこと忘れないでね。)

「忘れないで」を表す英語③ Keep in mind

「Keep in mind」は、「心に留めておく」「覚えておく」という、より思慮深さや重要性を強調するニュアンスの表現です。アドバイスや忠告、重要な点を伝える際によく使われ、「Don’t forget 」よりも丁寧でフォーマルな響きがあります。

【例文1】
Please keep in mind that we have meeting on Friday. (金曜日に会議があるということを、忘れないでください。)
【例文2】
Please keep in mind that we have limited resources. (限りある資源だということを、心に留めておいてください。)
【例文3】
Keep in mind that the flight can be delayed. (フライトが遅れる可能性を忘れないでください。)
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「忘れないで」を表す英語はさまざま

今回は「忘れないで」を意味する3つの英語表現を紹介しました。

  • Don’t forget: 最も一般的で直接的
  • Remember: ポジティブなニュアンスで「覚えておいてね」
  • Keep in mind: 丁寧で、重要な点を心に留めておく

ぜひ例文を参考に、実際の会話で使ってみてくださいね。毎日コツコツと学習を続け、ぜひ英語習得を一緒に頑張りましょう!

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