「外国」は英語で?5つの言い方を例文付きでプロ講師が解説【今日のフレーズ#97】

「外国」という日本語は、旅行、ビジネス、ニュースなど、様々な場面で使われますよね。今回は、それぞれの状況に応じて使い分けられる「外国」の英語表現を解説します。

■この記事を書いた人
純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。
「外国」を表す英語表現
「外国」を意味する英語表現はいくつかあります。今回は、ニュアンスの違いが特に重要となる5つの英語表現を、例文を交えて分かりやすく解説します。
「外国」を表す英語① foreign country
foreign countryは最も分かりやすく「外国」を指す一般的な表現です。日常会話や学校英語、ニュース記事など、あらゆる場面でよく見かけます。
【例文1】 I want to visit a foreign country next year. (来年は外国を訪れたいです。) |
【例文2】 I’ve never traveled to a foreign country before. (私はこれまでに外国へ旅行したことがありません。) |
「外国」を表す英語② other countries
other countriesは「自国以外の国」というニュアンスで使われます。日常会話で自然に使いやすい表現です。自国と他の国々を比較する際などにも、よく使います。
【例文1】 I want to make friends from other countries. (外国の友達を作りたいです。) |
【例文2】 Our products are being exported to other countries in Asia. (当社の製品は現在、アジアの他の国々へ輸出されています。) |
「外国」を表す英語③ abroad
abroad は、「海外へ(で)」という意味の副詞です。go abroad (海外へ行く) や live abroad (海外に住む)、study abroad「留学する」 のように、動詞と組み合わせて使われます。
【例文1】 She decided to study abroad for one year. (彼女は1年間外国に留学することを決めました。) |
【例文2】 Have you ever lived abroad for an extended period? (外国に住んだことはありますか?) |
「外国」を表す英語④ overseas
「overseas」も「海外へ(で)」という意味で、特に「海を越えた先の国々」というイメージがあります。特にビジネスシーンでよく聞く英語表現です。
【例文1】 He will be traveling overseas on a business trip next week. (彼は来週、出張で外国へ行きます。) |
【例文2】 The company expanded its overseas business last year. (その会社は昨年、外国事業を拡大しました。) |
「外国」を表す英語⑤ non-domestic
non-domestic は、「国内ではない」という意味の形容詞で、ややフォーマルで専門的な響きがあります。
【例文1】 The company must pay taxes on its non-domestic income. (その会社は外国からの収入に税金を支払わなければなりません。) |
【例文2】 They classify their customers into domestic and non-domestic groups. (彼らは顧客を国内と外国のグループに分類しています。) |
「外国」を表す英語はさまざま
今回は「外国」を意味する5つの英語表現を紹介しました。
- foreign country: 最も一般的な表現
- other countries: 「他の国々」というニュアンス
- abroad: 「海外で/へ」という副詞
- overseas: 海を越えた先の国々
- non-domestic: 「国内ではない」というニュアンス
ぜひ例文を参考に、実際の会話で使ってみてくださいね。毎日コツコツと学習を続け、ぜひ英語習得を一緒に頑張りましょう!
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