英語「got it」の意味は?ビジネスでの使い方が分かる例文を解説【今日のフレーズ#154】

英語で「Got it!」と言われたとき、どういう意味かすぐに分かりますか?実は「got it」は、さまざまな意味を持つ便利なフレーズです。今回は、ビジネスでもよく使われる「got it」の使い方を、例文とともに分かりやすく解説します。

■この記事を書いた人
純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。
「got it」の意味は?
「got」は、動詞get(理解する)の過去形で、「理解した」というのが基本の意味になります。ネイティブは返事に「Got it!」を使うことが多く、軽い返事からビジネスでの承諾まで幅広く使える表現です。状況によって、「了解です。」「任せて。」といった意味になります。
【例文】 A: Please send me the report by noon.(昼までにレポートを送ってください) B: Got it.(了解です) |
「You got it.」の意味と使い方
「You got it.」は直訳すると「あなたはそれを手に入れた」ですが、「任せて!」「了解!」「その通り!」といった返答のような使い方をします。
【例文1】 A: Can you handle this task?(この仕事、お願いできる?) B: You got it!(任せて!) |
【例文2】 A: So we’ll meet at 10 a.m., right?(じゃあ10時に会うってことでいい?) B: You got it.(その通り) |
「I got it.」の意味と使い方
「I got it.」は、状況に応じて「理解しました。」「私がやります。」といった返答のような使い方ができます。
【例文1】 A: You need to press this button first. (まずこのボタンを押す必要があります。) B: Oh, I got it.(なるほど、分かりました) |
【例文2】 (電話が鳴る) A: I got it!(私が出るね!) |
「Understood.」との違い
「Understood.」と返事をする方がていねいで、フォーマルな場面でよく耳にします。ビジネスにおける「承知いたしました。」に近いニュアンスです。
【例文】 A: Please submit the report by Friday. (金曜日までに報告書を提出してください。) B: Understood.(承知しました。) |
【例文】 A: Make sure to contact the client before noon. (正午までにクライアントと連絡を必ず取ってください。) B: Understood. I’ll do that right away. (承知しました。すぐに対応します。) |
「Gotcha.」との違い
「Gotcha.」は「I got you.」の省略形で、かなりカジュアルな表現で、ビジネスではあまり使いません。「分かったよー!」という感じで家族や友だち同士で使う表現です。
【例文】 A: Let’s meet at 3. (3時に会おう。) B: Gotcha!(オッケー!) |
【例文】 A: Buy some bread on the way home. (帰りにパンを買ってきて。) B: Gotcha!(分かった!) |
「got it」の使い方をマスターしよう
今回は「got it」の意味と使い方を解説しました。ぜひ例文を参考に、実際の会話で使ってみてくださいね。
特に、「You got it.」と「I got it.」は混同されがちなので、基本的な意味の違いを理解しておきましょう。
- 「You got it.」: 相手中心(相手の言葉や頼みに反応)
- 「I got it.」: 自分中心(自分の理解・行動を示す)
毎日コツコツと学習を続け、ぜひ英語習得を一緒に頑張りましょう!