「美味しい」は英語でyummy?4つの言い方と読み方を例文付きで英検®1級プロ講師が解説【今日のフレーズ#172】

美味しい食事の写真。「美味しい」は英語でyummy?4つの言い方と読み方を例文付きで英検®1級プロ講師が解説【今日のフレーズ#172】

食事をした際に「美味しい!」と感動を伝えるのは、英会話においても非常に重要なコミュニケーションの一つです。この記事では、「美味しい」に関する4つの英語表現と、関連表現として「まずい」「普通」の英語での言い方を例文を交えて分かりやすく解説します。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

「美味しい」を表す英語表現

「美味しい」を意味する英語表現は、「フォーマルさ」や「感動のレベル」によって使い分けが必要です。今回は、よく使われる4つの英語表現を、例文を交えて分かりやすく解説します。

「美味しい」を表す英語① Good

「Good (グッド)」は、「美味しい」を表す最も一般的な英語表現です。味が良いというシンプルな意味だけでなく、「良い」「素晴らしい」という全般的な評価を伝えることができます。感動レベルとしては中程度ですが、相手にポジティブな印象を与える使い方です。

【例文1】
This soup is really good! Did you make it yourself? (このスープ、本当に美味しいですね!自分で作ったんですか?)
【例文2】
I think the pasta tastes pretty good with this sauce. (このソースを使うと、パスタの味がかなり美味しいと思います。)

「美味しい」を表す英語② Delicious

「Delicious (デリシャス)」は、「非常に美味しい」「風味豊かな」という意味を持つ、少しフォーマルな英語表現です。語源はラテン語のdeliciae(楽しみ、喜び)で、「喜びをもたらすような美味しさ」というニュアンスがあります。かしこまった食事の席や、強い感動を伝えたいときに使われます。

【例文1】
Thank you for the wonderful meal. It was absolutely delicious. (素晴らしい食事をありがとう。本当に美味しかったです。)
【例文2】
The wine paired perfectly with the steak, making the whole experience delicious. (そのワインはステーキと完璧に合い、全体の体験を美味しくしてくれました。)

「美味しい」を表す英語③ Tasty

「Tasty (テイスティ)」は、「風味がある」「味が良い」という意味で、日常会話でDeliciousよりもカジュアルに使われる英語表現です。味がしっかりしている、風味豊かであるというニュアンスがあります。

【例文1】
The street food we had in Bangkok was incredibly tasty and cheap. (バンコクで食べた屋台の食べ物は、信じられないほど美味しくて安かったです。)
【例文2】
Wow, this burger is so juicy and tasty! (わあ、このハンバーガーはとてもジューシーで美味しい!)

「美味しい」を表す英語④ Yummy

「Yummy (ヤミー)」は、主に子どもや親しい間柄で使われる、とてもカジュアルな英語表現です。「おいしい」「うまい」といったニュアンスで、感情的な喜びを表現するときに用いられます。

【例文1】
Mom, this cake is so yummy! Can I have another piece? (ママ、このケーキ美味しい!もう一つ食べてもいい?)
【例文2】
Did you make these cookies? They smell absolutely yummy. (このクッキー、あなたが作ったの?とっても美味しそうな匂いがするね。)
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「美味しい」に関連する表現

日常の中で「美味しい」だけでなく、正直に「まずい」と伝えたり、「普通」だと評価したりする場面も出てきます。ここでは、そういった味の感想に関する英語表現を紹介します。

「まずい」は英語で?

料理がおいしくない時の表現としては、「Bad (悪い)」や「Disgusting (うんざりするほどまずい)」といった強い言い方もありますが、相手を傷つけないように遠回しに表現することが英会話では重要です。

「まずい」を表す英語① Bad

「Bad (バッド)」は、味が「ひどい」「悪い」という意味で、シンプルにネガティブな評価を伝えたいときに使われます。また、食べ物が鮮度が落ちていたり、腐っている時にも使える表現です。

【例文1】
The service was good, but the food was surprisingly bad. (サービスは良かったが、食べ物は驚くほどまずかった。)
【例文2】
I think this fish tastes bad. Is it fresh? (この魚はまずい気がする。新鮮ですか?)

「まずい」を表す英語② Not my taste

「Not my taste (ノット・マイ・テイスト)」は、「私の好みではない」「私の口には合わない」という意味で、相手に配慮しながら遠回しにまずいことを伝えたいときに使う英語表現です。

【例文1】
【例文2】

「まずい」を表す英語③ Disgusting

「Disgusting (ディスガスティング)」は、「嫌悪感を催すほどまずい」「吐き気がするほどひどい」という強い意味を持つ英語表現です。相手に最大限の不満を伝えたいときに使われますが、非常に失礼な言い方になるため、使い方には注意が必要です。

【例文1】
He thought the dish was absolutely disgusting and couldn’t finish it. (彼はその料理を全くまずいと感じ、完食できませんでした。)
【例文2】
I can’t believe how disgusting this mystery meat is. (この得体の知れない肉がどれほどまずいか信じられない。)

「普通」は英語で?

おいしくもまずくもない時の表現もニュアンスによって適切な英語表現を選びましょう。

「普通」を表す英語① Okay

「Okay (オーケー)」は、「まあまあ」「悪くはない」という意味で、ポジティブともネガティブとも取れる中間的な評価を伝えるときに使われます。

【例文1】
The meal was just okay. (食事はまあまあでした。)
【例文2】
For the price, the quality of the food was okay. (値段の割には、料理の質は悪くなかったです。)

「普通」を表す英語② So-so

「So-so (ソーソー)」は、「まあまあ」「まずまず」という意味の英語表現です。

【例文1】
The review for that new restaurant was only so-so. (あの新しいレストランの評価はまずまずだった。)
【例文2】
I wouldn’t recommend it, but it was so-so. (おすすめはしないけど、可もなく不可もなくでした。)

「普通」を表す英語③ Average

「Average (アベレージ)」は、「平均的」「並み」という意味で、客観的に「特に突出したところがない」というニュアンスを込めて使われる英語表現です。

【例文1】
The food quality here is pretty average for this area. (ここの料理の質は、この地域ではかなり平均的です。)
【例文2】
It’s an average meal, but it’s cheap and fills you up. (普通の食事だが、安くてお腹いっぱいになる。)
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「美味しい」を表す英語はさまざま

今回は「美味しい」を表す英語表現を4つ、そして関連表現として「まずい」「普通」の言い方を紹介しました。ぜひ例文を参考に、実際の会話で使ってみてくださいね。

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