英検®1級合格後におすすめの勉強法3選

英検®1級に合格されたみなさん、おめでとうございます。これまでは英検®1級合格という明確な目標がありましたが、合格した後は何を目標にしたら良いか分からないという人もいるはず。今回は、英検®1級に合格した人が英語力を維持するためのおすすめの方法を3つご紹介します。私が実際に取り組んでみた感想も書いていますので、参考になれば幸いです。

英検®1級合格後におすすめの勉強法3選

英検®1級合格後、燃え尽き症候群になっていませんか？新たな目標がない人は合格後にやる気がおきず勉強の習慣もなくなってしまいがちです。そのため、目標を設定することが大切です。ここでは私の経験から英語学習のモチベーションを継続するのに効果的だった方法を3つご紹介します。いずれも在宅で取り組める学習法ですので、ぜひ参考にしてみてください。

もう一度英検®1級を受ける

こちらは一番単純な学習方法だと思います。英検®1級に合格する人は一定数いますが、中にはギリギリ受かった人や模試よりも低い点数で受かった人もいるでしょう。そういった人はもう一度受験し、「前回の点数を超える」や「9割以上で合格する」など高めの目標を立てると良いと思います。

また、英検®1級に合格した人ならすでに単語帳などの持っている学習教材をそのまま使えるので、新たな教材を買う必要もほとんどなく経済的負担も少なく取り組むことができます。実際に自分が受けたテストも英検®の公式ホームページで公開されるため、自分がどこで間違えたのか徹底的に復習するのも良いでしょう。

また、英検®1級を受けたからこそ見えてきた自分の学習方法の良かった点と反省点を挙げてみて、それを基に新たな学習に取り組むと、より時間を効率的に使うことができると思います。例えば、前回アウトプット練習が少なくてスピーキングで思うような結果を得られなかった人は、今度は英会話レッスンを利用してアウトプットの機会を増やしてみるのはいかがでしょうか。

このように、反省点を踏まえて自分の新たな目標を達成するまで何度も受験してみてはいかがでしょうか。

副業で英語講師をする

こちらは好き嫌いが別れるかもしれませんが、「教えることは最大の学び」という言葉があります。教える立場になることで、しっかりと英語への理解を深めなければいけないため、英語学習への意識がより高まると思います。また、実際にレッスンなどで教えることで、さらに英語が自分に定着していくでしょう。

今は、オンライン英会話サービスも多数あり、中には日本人講師を採用しているスクールもあるので、挑戦してみると良いかもしれません。何より自分が学んだ英語が誰かの役に立つ英会話講師の仕事は、とてもやりがいがあると思います。

また、業務委託という形で講師を募集しているサービスもあるため、そういったところへ登録すれば好きな時間に働くことができます。仕事が早く終わる日や週末の空いた時間などに隙間時間に取り組むことができるので、本業をしながら副業として始めることも可能です。副業を始めたいと思っていた人、自分で自由に使えるお小遣いが欲しい主婦(夫)の方など、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

Testing Translationに挑戦する

Testing Translationとは、読売新聞社が発行している英字新聞The Japan Newsで毎週金曜日に行われている翻訳コンテストのことです。こちらはかなりレベルの高い翻訳コンテストで、数週間後に講評も出されるので復習もばっちりできます。

こちらのコンテストでは、日本語から英語への翻訳をして提出します。取り扱うお題は主に読売新聞に掲載されたものが多い印象です。良い翻訳をした人には優秀賞や佳作などの賞と景品が送られるそうです。

取り扱う内容はニュースなどで内容が濃く、絶妙に訳しにくい日本語表現が含まれているため毎回訳すのにも全力で取り組めます。私も週に2時間程度を翻訳に費やしており、毎回講評が楽しみです。いつも金曜日にお題が出され、提出は水曜日の夕方です。英検®１級に合格した人なら数時間程度で取り組めると思いますので、お仕事や家事で毎日勉強する時間があまりとれないという人にぴったりの学習だと思います。

また、翻訳家志望の方にもおすすめです。実際のニュースを翻訳するため、翻訳家として必要な「英語力」はもちろん、「事実確認をするリサーチ力」、や「読み手へ配慮した表現力」を身に着けることができます。

※掲載日などは執筆時点の情報に基づきます。