英検®2級要約問題対策のコツ3選をプロ講師が徹底解説

実は、英検®2級の要約問題は、文章の構成を理解するだけで解けるんです!本記事では、その問題パターンを具体的に解説し、合格に直結する効果的な要約の書き方を伝授します。 「何を書けばいいかわからない」と悩む時間をなくし、効率的に合格を目指しましょう。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

英検®2級の要約問題とは?

150字程度の英文を読んで、45~55語程度に要約するという問題です。

ライティングのスコアは650満点で、この要約問題と英作文の問題の2つしかありません。一問当たりの配点が他の分野よりも大きいので、しっかりと取り組む必要があります。

「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点から採点され、各4点満点となっており、バランスよく点数を取れると理想的です。解答が英文の要約になっていないと0点になってしまうので、しっかりと要約の仕方を学んでおきましょう。

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英検®2級の要約問題は問題パターンを知れば書ける

英検®2級の要約問題は問題パターンが決まっています。まずは文章構成を理解し、そのうえで英検®2級の要約問題を解くときのコツを見ていきましょう。

英検®2級の要約問題の文章構成を理解しよう

まず、文章の構成について理解することが大切です。要約問題の英文は毎回同じ構成なので、しっかりと覚えておきましょう。

英文要約の課題文は3段落で構成されています。段落が変わるときには字下げ(※文の初めに空けるスペース)があります。それぞれの段落の内容は以下の通りです。例題と合わせて見てみましょう。

第1段落 導入文

第1段落は導入文です。多くの場合「Aをするのが普通だが、Bという選択肢もある」または、「今まではAだったが、最近ではBがされている」というように書かれています。例題では、買い物では「店に行く方法」が一般的だが、最近では「オンラインで買い物する方法」もあると述べられています。

第2段落 良い点2つ

第2段落では、テーマに関する良い点が2つ述べられます。例題では、「いつでもどこでも買い物ができること」と「選べる商品が多いこと」が挙げられています。

第3段落 悪い点2つ

第3段落では、テーマに関する悪い点が2つ述べられます。例題では、「お金を使いすぎてしまうこと」と「情報漏えいのリスク」が挙げられています。

これを踏まえ、それぞれの段落から必要なところだけをまとめた文が適切な要約となります。例えば、良い点のみを書くだけでは充分な要約とは言えません。必ず悪い点も書く必要があります。

【要約のコツ1】第1段落の要約の仕方

第1段落は導入文です。多くの場合「Aをするのが普通だが、Bという選択肢もある」というように書かれています。ここでポイントなのが、Aについては書く必要がないということです。問題文の第2段落と第3段落を見ると、Aについて出てきません。そのため、Bについてのみ書きましょう。

例題では、買い物では「店に行く方法」が一般的だが、「オンラインで買い物する方法」もあると述べられています。ここでは「店に行く方法」については触れる必要はありません。

“These days,”から始め、テーマについてのみ書きましょう。この例題の場合は”These days, more and more people are shopping online.”と課題文からそのまま抜粋すればOKです。

【要約のコツ2】第2段落の要約の仕方

第2段落では、テーマに関する良い点が2つ述べられます。どちらかひとつを書けば良いわけではなく、両方の良い点について触れる必要があります。

また、問題文には「良い点の要点」と「補足や具体例」の両方が書かれてます。要約では大事な情報のみを書く必要があるため、2つの良い点の「要点」を見極める必要があります。

繰り返しの表現は削除

元の文章にある「Some people like online shopping because…」や「Other people like online shopping because…」といった繰り返し表現は不要です。要約では、これらを削ぎ落とし、核となる情報だけに絞り込みます。

複数の要点を一つにまとめる

元の文章は、2つの良い点を別々の文で説明していますが、要約でも2文に分けて書くとその分単語数が必要になってしまいます。そのため、要約では、2つの良い点を接続詞 “and” でつなぎ、一つの文にまとめて簡潔な文章を作ります。

例題では、「いつでもどこでも買い物ができること」と「選べる商品が多いこと」が挙げられています。これらの2つの理由を一文にまとめましょう。

【要約のコツ3】第3段落の要約の仕方

第3段落では、テーマに関する悪い点が2つ述べられます。どちらかひとつを書けば良いわけではなく、両方の悪い点について触れる必要があります。

また、問題文には「悪い点の要点」と「補足や具体例」の両方が書かれてます。要約では大事な情報のみを書く必要があるため、2つの悪い点の「要点」を見極める必要があります。

However,から文を始める

原文でOn the other hand,となっている部分をそのまま書くと4単語も使ってしまします。そのため、逆説の接続詞”However“を使いましょう。Howeverの後ろにはコンマ(,)も忘れずにつけてください。

繰り返しを避ける

元の文章では「Some people」から始まる文が繰り返されています。同じ主語の場合は文を一文にまとめましょう。例題では、「いらないものも簡単に買えるのでお金を使いすぎてしまうこと」と「買い物時に個人情報が盗まれてしまう恐れがあること」が挙げられています。これらの2つの理由を一文にまとめましょう。

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