英検2級二次試験|直前でもできる対策-英検1級英語講師が解説

英検®2級の二次試験(面接)は、合否に直結する重要なテストです。どれだけ対策しても当日まで不安が残ることもあります。そこで今回は、英検®1級に合格した現役英語講師である私が直前でもできる対策や心構えを解説していきます。

この記事を書いた人

・独学で英検®1級合格、TOEIC®925

・現役英会話講師として300人以上に指導

・翻訳家としても活動

・1児の母

・日本生まれ日本育ちの純ジャパ

ケアレスミスを減らそう

まずできることは、ケアレスミスをなくすことです。ここでは、ありがちなミスを紹介していきます。

比較表現

比較表現のミスでよくあるのが、「more」と「比較級でmoreを使わない形容詞」を使ってしまうことです。例えば、

  • more + easy (正しくはeasier)
  • more + happy (正しくはhappier)
  • more + healthy (正しくはhealthier)

など、比較級でmoreを使わない形容詞にmoreをつけてしまうミスはよく見られます。

また、同じようなミスで「more」と「moreを使わない比較級」を一緒に使ってしまっている人もよくいます。

  • more + easier
  • more + happier
  • more + healthier

これらは誤りなので、比較表現を使うときに気をつけましょう。

冠詞の付け忘れなど

冠詞「a」「an」の付け忘れは、英語上級者でもよくあるミスです。しかし、少し意識するだけで改善できるので、注意してみましょう。また、冠詞の付け忘れが多いのと同時に、名詞を複数形にすることも忘れてしまいがちです。

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また、三人称単数が主語で現在形の文を作るとき、動詞にはsをつける必要があります。このsの付け忘れはよくあるミスです。付け忘れないように意識してみましょう。

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積極的に話そう

英検®の二次試験の採点項目の一つに「Attitude」があります。ここで満点を狙いたければ「積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢」が見られる必要と思います。普段はリアクションが小さめの人でも、はっきりと大きな声で受け答えをするように気をつけてみましょう。ここでは、どんな受け答えが理想的か簡単に紹介します。

入室

入室時はドアをノックをして「May I come in? (入っても良いですか)」と大きい声で言いましょう。恐らく中から「Sure.(良いですよ)」などと答えてくれるはずです。試験会場によっては案内係さんがドアを開けてくれる場合もありますが、その場合も入口付近で「May I come in?」と言えると礼儀正しい印象になると思います。

入室したら、自分からあいさつするようにしましょう。「Hello」はいつでも使えるあいさつですが、午前の試験なら「Good morning.」、午後の試験なら「Good afternoon.」と言っても良いですね。

カードの受け渡し

面接時は、カードの受け渡しをする場面がいくつかあります。最初は、入室時に持っている「面接カード」を渡すときです。渡すときは、「Here you are.(どうぞ)」と言いながら渡しましょう。

あいさつなど終えると、問題が書かれたカードが渡されます。受け取るときは「Thank you.(ありがとうございます。)」とお礼を言いましょう。試験の最後には、問題が書かれたカードを返すよう求められます。その場合も「Here you are.(どうぞ)」と言いながら渡しましょう。

質問に答えるとき

質問されたら、すぐに反応するようにしましょう。沈黙をつくることはよくありません。また、沈黙が長すぎる場合は解答できないとみなされ、次の問題へ移ってしまう可能性があります。少し考える時間が必要なら「Well…(ええと…)」や「Let me see…(考えますね…)」と言ったfiller(答えがすぐ出ないときに時間を稼ぐ言葉)を使いましょう。fillerを使うことで、発言する意思があることを伝えられます。

退室

退室時も、しっかりとあいさつをしましょう。「You can go now.(帰って良いですよ)」と言われたら「Thank you.(ありがとうございました。)」、「Have a nice day.(良い一日を)」と言われたら「You, too.(あなたも)」、「Good bye.(さようなら)」と言われたら「Good bye.」と返すなど、言われた言葉に応じた返事ができるといいですね。

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2つのことに気をつけて本番に臨もう

今回は、面接の直前にもできる対策について紹介しました。「ケアレスミスをなくすこと」、「積極的にコミュニケーションを取ること」は得点にも関係することですが、直前でも意識することができます。面接本番では緊張してしまうかもしれませんが、自分ができる力を100%発揮してやりきりましょう!

この記事があなたの英検®対策に役立てば幸いです。

※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。