【学び直し英語】高校文法 時制
高校で習う時制について学び直しましょう!

英語の時制は、単に過去・現在・未来の3つに分けられるわけではありません。それぞれの事柄が「いつ」「どのような状態」であったかを伝えるための、重要なルールです。この時制をマスターすると、言いたいことをより正確に表現できるようになります。
現在形
👉POINT:「今」だけでなく、「習慣」や「普遍の事実」を表す |
現在形は、文字通り「今」を表すこともありますが、それ以上に「習慣的に繰り返されること」や「誰にとっても変わらない事実」を表現する際に使われます。
☆例文
- I wake up at 7 a.m. every day. (私は毎日7時に起きます。)
- The earth goes around the sun. (地球は太陽の周りを回ります。)
- My brother plays the guitar. (私の兄はギターを弾きます。)
過去形
👉POINT:過去の「一時点」に起こった出来事を表す |
過去形は、過去のある時点で完了した出来事や状態を表現します。「昨日」「昨年」「5分前」など、過去の特定の時点を示す言葉とよく一緒に使われます。
☆例文
- We lived in Hokkaido ten years ago. (私たちは10年前に北海道に住んでいました。)
- She came to Japan in 2020. (彼女は2020年に日本に来ました。)
- I went to the library yesterday. (私は昨日、図書館に行きました。)
未来形
👉POINT:「will」と「be going to」の使い分けが重要 |
未来形は、未来に起こることを表しますが、主に「will」と「be going to」の2つの形があります。
- will: その場で決めたこと、単純な未来の予測を表します。
- be going to: すでに決まっている予定や計画、根拠のある予測を表します。
☆例文
- I will help you with your homework. 宿題を手伝うよ。(今決めた)
- She is going to study abroad next year. 彼女は来年留学する予定です。(すでに決まっている)
- It is going to rain. 雨が降りそうだ。(空が暗いなど根拠がある)
進行形
👉POINT:「〜している最中」であることを強調する |
進行形は、ある時点において「動作がまさに進行中であること」を強調して表現します。「be動詞 + 動詞のing形」の形で使われます。
☆例文
- He is playing a video game now. (彼は今、テレビゲームをしています。)現在進行形
- I was listening to music when my mom called. (お母さんから電話があった時、私は音楽を聴いていました。)過去進行形
- They will be waiting for us at the station. (彼らは駅で私たちを待っているでしょう。)未来進行形
現在完了形
👉POINT:過去から「今」につながる意味を持つ |
現在完了形は、日本語にはない独特な時制で、「have/has + 過去分詞」の形で使われます。過去のある出来事が「今」にどうつながっているかを表すことがポイントです。
【用法1:経験】「〜したことがある」
- I have been to Hawaii three times. (私はハワイに3回行ったことがあります。)
【用法2:継続】「ずっと〜している」
- He has lived in Tokyo for five years. (彼は5年間、東京に住んでいます。)
【用法3:完了・結果】「ちょうど〜したところだ」
- I have just finished my homework. (私はちょうど宿題を終えたところです。)
練習問題
以下の日本語を英語にしてみましょう。
- 私は今、英語を勉強しています。
- 彼は昨日、公園に行きました。
- 私は来週、新しいカメラを買うつもりです。(すでに決めている)
- 彼女は3年間、日本に住んでいます。(現在も住んでいる)
答え合わせ
- I am studying English now.
解説:今、まさに勉強している最中のことなので、現在進行形を使います。 - He went to the park yesterday.
解説:過去の特定の出来事なので、過去形を使います。 - I am going to buy a new camera next week.
解説:すでに決まっている予定なので、「be going to」が適切です。「I will buy」でも間違いではありませんが、「be going to」を使った方がより正確な表現になります。 - She has lived in Japan for three years.
解説:過去(3年前)から現在まで、継続して住んでいるので、現在完了形を使います。