「帰る」は英語で?英検1級の英会話講師が解説【今日のフレーズ#17】

「そろそろ帰るね」「家に帰ったよ」など、日常会話で頻繁に使う「帰る」という言葉。英語ではどのように表現すればいいのでしょうか。一言で「帰る」と言っても、状況やニュアンスによって使い分けが必要です。今回は、様々な「帰る」を表現する英語フレーズを、英検1級を持つ講師の視点から3つご紹介します。

この記事を書いた人

・独学で英検®1級合格、TOEIC®925
・英会話講師として年間300人以上に指導
・翻訳家としても活動
・1児の母
・日本生まれ日本育ちの純ジャパ

go home

「帰る」を表現する最も一般的で直接的なフレーズが、go homeです。「家に帰る」という、目的地が自宅であることを明確に示します。誰かと話しているときに「帰るね」と伝える場合はI’m going home.、電話で「家に帰ったよ」と報告する場合はI went home.のように使います。

【例文1】
It’s getting late. I need to go home now.
もう遅い時間だ。そろそろ帰らないと。
【例文2】
She was tired after a long day at work and decided to go home early.
彼女は仕事で一日中疲れていたので、早めに家に帰ることにした。

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head back

head backは、「(来た場所に)戻る」「引き返す」というニュアンスを含んだフレーズです。目的地が自宅に限らず、職場や学校、あるいは別の場所へ戻る場合にも使えます。go homeよりも少しカジュアルな響きがあり、友人との会話でよく使われます。

【例文1】
We should head back to the office before it gets too dark.
暗くなる前にオフィスに戻った方がいい。
【例文2】
I’m having a great time, but I have to head back to my hotel soon.
とても楽しいけど、そろそろホテルに戻らないと。

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call it a day / night.

Call it a day.Call it a night.は、「(その日の仕事を)終える」「(その日の活動を)切り上げる」という意味のイディオムです。「もう遅いから帰ろう」と誘ったり、「今日のところはここまでにして解散しよう」と提案したりする際に使われます。dayは日中、nightは夜に使うのが一般的です。

【例文1】
We’ve been working on this for hours. Let’s call it a day.
もう何時間もこれに取り組んでいる。今日はこのくらいにして帰ろう。
【例文2】
It’s past midnight. I think it’s time to call it a night.
もう真夜中を過ぎている。もうお開きにしようと思う。

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状況に応じて使い分けよう

今回は「帰る」を表現する英語フレーズを3つご紹介しました。go homeは自宅へ帰ることを、head backはどこかへ戻ることを、そしてcall it a day/nightは活動を切り上げることを意味します。

これらのフレーズを使い分けることで、あなたの意図する「帰る」をより正確に伝えられます。ぜひ状況に合わせた表現を選んでみてください。

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