「ちょっと待って」は英語で?英検1級の英会話講師が解説【今日のフレーズ#18】

誰かと話しているときに「ちょっと待って」と伝えたい場面はよくありますよね。日本語では一言で済みますが、英語には様々な表現があり、それぞれニュアンスが異なります。状況や相手との関係性に応じて使い分けることで、よりスムーズなコミュニケーションが取れます。今回は、様々な「ちょっと待って」を表現する英語フレーズを3つご紹介します。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

「ちょっと待って」を表す英語①Just a moment.

最も丁寧で、ビジネスシーンや初対面の人との会話でも使えるフレーズです。momentは「瞬間」「少しの時間」を意味し、「ほんの少しだけ待ってください」というニュアンスが伝わります。電話応対などでも頻繁に使われる、非常に便利な表現です。

【例文1】
Just a moment, I’ll get the manager.
少々お待ちください、担当者をお呼びします。
【例文2】
Just a moment, let me check my notes.
少々お待ちください、メモを確認します。

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「ちょっと待って」を表す英語②Hold on.

Hold on.は、「しがみつく」という意味から転じて、「(電話を)切らずに待つ」「そのままで待つ」という意味で使われる方が多いです。電話口で「ちょっと待って」と伝えたいときに特に役立ちます。

【例文1】
Hold on, I think I have the key in my bag.
ちょっと待って、カバンの中に鍵があると思う。
【例文2】
Can you hold on for a second? I need to grab my phone.
ちょっと待ってくれる?携帯電話を取ってくる必要があるんだ。

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「ちょっと待って」を表す英語③Give me a sec.

secは、secondの略語で、カジュアルな表現です。友人や家族との間柄で「ちょっとだけ待って」「1秒だけ待って」というニュアンスで使われます。相手との距離が近いときに適しているでしょう。

【例文1】
Give me a sec, I just need to tie my shoes.
ちょっと待って、靴ひもを結ぶだけだから。
【例文2】
Give me a sec, I’ll send you the link right now.
ちょっと待って、今すぐリンクを送るから。

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「ちょっと待って」を表す英語はさまざま

今回は「ちょっと待って」を表現する英語フレーズを3つご紹介しました。Just a moment.は丁寧で、Hold on.は電話で、そしてGive me a sec.は親しい間柄で使う、というように、それぞれニュアンスが異なります。ぜひ今日の学びを活かして使い分けてくださいね。

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