英語スラング「gotta」の意味や使い方、読み方を解説!【今日のフレーズ#49】

英語学習者がよく耳にするスラング「gotta」。映画や日常会話で頻出する表現ですが、正しく理解して使えている人は意外と少ないのではないでしょうか。今回は、年間300人以上を指導するプロ講師が「gotta」の意味や使い方、読み方を解説します!

■この記事を書いた人
純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。
英語スラング「gotta」の意味と使い方
「gotta」は「got to」を短縮したスラング表現で、「〜しなければならない」という意味で使われます。特に口語的でカジュアルな場面でよく使われ、ネイティブの日常会話では定番のフレーズです。
【例文1】 I gotta go now. もう行かなきゃ。 |
【例文2】 You gotta try this cake. このケーキ食べてみてよ。 |
【例文3】 We gotta finish this project today. 今日このプロジェクトを終わらせないと。 |
have toとの違い
「gotta」と「have to」はどちらも「〜しなければならない」という意味ですが、使われる場面が異なります。「gotta」は、カジュアルで口語的な表現で、友達同士など親しい間柄で使います。そのため、正式な場や目上の人には使わない方がいいです。一方で、「have to」はフォーマルでもカジュアルでも使える表現です。ビジネスや目上の人との会話ではこちらを使いましょう。
gotta | have to |
---|---|
カジュアルな場面で使う | フォーマルとカジュアル両方で使える |
口語的で、書き言葉に向かない | 口語でも、書き言葉でも使える |
「I’ve gotta ~」の意味
「I’ve gotta ~」は「I have got to ~」の省略で、「〜しなきゃ」「〜しないといけない」という意味になります。日本語にすると「〜しなくちゃ」という感覚に近いです。
「have」が入っているのは、イギリス英語に多い表現です。アメリカ英語では「have」を入れないことが多いため、「I gotta ~」と言うことがほとんどです。
【例文1】 I’ve gotta call my mom. お母さんに電話しなきゃ。 |
【例文2】 I’ve gotta study for the test. テスト勉強しなきゃ。 |
【例文3】 I’ve gotta wake up early tomorrow. 明日は早起きしなきゃ。 |
「You gotta ~」の意味
「You gotta ~」は「You got to ~」の省略で、「〜しないとダメだよ」「〜すべきだよ」というニュアンスで使われます。相手に軽くアドバイスする時や、強調して伝えたいときによく使います。
【例文1】 You gotta see this movie. この映画絶対観るべきだよ。 |
【例文2】 You gotta be more careful. もっと気をつけなきゃダメだよ。 |
【例文3】 You gotta try harder. もっと頑張らないと。 |
英語スラング「gotta」の読み方
「gotta」はカタカナで書くと「ガタ」や「ガラ」に近い音で発音されます。例えばネイティブは「gotta go」を「ガラゴウ」と自然に言います。強調して言う場合は「ゴッタ」と聞こえることもあります。
こちらの動画ではイギリス英語とアメリカ英語での発音の違いを教えています。
英語スラング「gotta」の意味を理解しよう
「gotta」はネイティブが自然に使う英語スラングの一つです。意味や読み方を知っておくだけで、映画やドラマのセリフがぐっと聞き取りやすくなります。フォーマルな場面では使われませんが、日常会話では大活躍する表現なので、少しずつ取り入れてみましょう。