「迷う」「悩む」は英語で?6つの言い方を例文付きでプロ講師が解説【今日のフレーズ#64】

進路や仕事、日々の買い物まで、「どうしようかな」悩んだりと迷ったりすることは、誰にでもありますよね。今回は、そんな時に使える「迷う」「悩む」の英語表現を解説します。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

「迷う」「悩む」を表す英語表現

日本語では「迷う」と「悩む」という一言で済むことが多いですが、英語ではその状況や感情の度合いによって、さまざまな表現があります。適切な単語を選ぶことで、より正確に自分の気持ちを伝えることができます。

「迷う」「悩む」を表す英語① wonder

「wonder」は、「〜かな」「どうだろう」と考える、あるいは自問するニュアンスで、「迷う」や「悩む」を表します。深刻な悩みというよりは、何かを考えたり、少し迷っているような状況で使われます。

【例文1】
I wonder if I should accept this job offer. (この仕事のオファーを受けるべきか迷っている。)
【例文2】
She’s wondering what to get for her mother’s birthday. (彼女は母の誕生日に何をあげるべきか悩んでいる。)
【例文3】
I wonder whether I should go to the party or not. (パーティーに行くべきかどうか迷っている。)

「迷う」「悩む」を表す英語② don’t know

「don’t know」は、シンプルに「わからない」「どうすればいいか迷う」という状況を表します。他の表現に比べて深刻さがなく、日常的によく使われます。

【例文1】
I don’t know which one to choose. (どちらを選べばいいか迷っている。)
【例文2】
I have to make a decision, but I don’t know what to do. (決断しなきゃいけないけど、どうしたらいいか迷っている。)
【例文3】
He doesn’t know how to solve the problem. (彼はどうやってその問題を解決すればいいか悩んでいる。)

「迷う」「悩む」を表す英語③ debate

「debate」には「議論」という意味があるように、複数の選択肢の間で「どちらが良いか議論する」というニュアンスで「迷う」や「悩む」を表します。自分の中で論理的に考え、比較検討するような状況で使われます。

【例文1】
I’m debating whether to buy a house or a condo. (一軒家とマンション、どちらを買うか迷っている。)
【例文2】
They are still debating the new policy. (彼らはまだ新しい方針について検討している。)
【例文3】
She’s debating whether to quit her job or not. (彼女は仕事を辞めるべきかどうか悩んでいる。)

「迷う」「悩む」を表す英語④ torn

「torn」は、二つの相反する選択肢の間で「心が引き裂かれるように悩む」という強い葛藤を表します。感情的に深く悩んでいる状況で使われます。

【例文1】
I’m torn between staying and leaving. (残るべきか去るべきか悩んでいる。)
【例文2】
She’s torn between her family and her career. (彼女は家族とキャリアの間で悩んでいる。)
【例文3】
He feels torn about which college to attend. (彼はどの大学に行くべきかひどく悩んでいる。)

「迷う」「悩む」を表す英語⑤ suffer from

「suffer from」は、「〜に苦しむ」という意味で、病気や精神的な問題によって「深く悩む」状況を表します。「悩む」という表現の中でも、深刻な状態を示します。

【例文1】
He is suffering from a lack of sleep. (彼は睡眠不足に悩んでいる。)
【例文2】
Many people suffer from anxiety these days. (最近は多くの人が不安に悩んでいる。)
【例文3】
The company is suffering from financial problems. (その会社は財政問題に苦しんでいる。)

「迷う」「悩む」を表す英語⑥ bother

「bother」は「〜を悩ませる」「〜の邪魔をする」というニュアンスで、何か特定のことが頭から離れず「悩む」状況を表します。通常は否定文や疑問文で使われることが多いです。

【例文1】
What’s bothering you? (何か悩みごとでもあるの?)
【例文2】
I don’t want to bother you with my problems. (私の問題であなたを悩ませたくない。)
【例文3】
Don’t let it bother you. (そんなことで悩まないで。)
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「迷う」「悩む」を表す英語はさまざま

今回は「迷う」「悩む」を意味する6つの英語表現を紹介しました。

  • wonder:どうしようかなと考える
  • don’t know:シンプルにわからない、迷う
  • debate:論理的に比較検討する
  • torn:心が引き裂かれるような葛藤
  • suffer from:深刻な問題に苦しむ
  • bother:特定のことが頭から離れない

それぞれのニュアンスを理解して、状況に合わせて使い分けてみてください。毎日コツコツと学習を続け、ぜひ英語習得を一緒に頑張りましょう!

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