英語「How are you?」の意味は?返し方や関連表現を例文で解説【今日のフレーズ#156】

英語での会話を始める際、必ずと言っていいほど聞かれるのが「How are you?」ですよね。「お元気ですか?」という意味で使われますが、実際の会話では体調を聞いているわけではないことがあるんです。この記事を読んで、「How are you?」の意味や返し方を理解し、ネイティブのように自然に使えるようになりましょう。

■この記事を書いた人
純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。
「How are you?」の意味は?
「How are you?」は、「ご機嫌いかがですか?」「お元気ですか?」という意味の英語表現です。形式的な挨拶として、会話の最初に問われることが多いです。また、あいさつの一部として使われる場合もあり、調子を本気で聞いているわけではないことがほとんどです。
【例文1】 Hi, John! How are you? (やあジョン、元気にしてる?) |
【例文2】 Good morning. How are you today? (おはようございます。今日は調子はいかがですか?) |
「How are you?」への返し方
「How are you?」に対する定番の返答といえば「I’m fine, thank you. And you?」ですが、これは少しかしこまりすぎた印象を与えることもあります。
また、「How are you?」と聞かれた場合は、深く考えずにポジティブな返答をするのが一般的です。相手も形式的な挨拶として聞いている場合が多いため、長々と自分の状況を説明する必要はありません。
一般的な返し方
「I’m good. (元気です。)」と返すのが最も一般的です。日常会話でも、ビジネスシーンでも使える返し方です。短く「Good.」だけで答えることもあります。
【例文】 A: How are you? B: I’m good, thanks. And you? (元気ですよ、ありがとう。あなたは?) |
ビジネスシーンでの返し方
ビジネスシーンでは「I’m doing well. (上手くいっています。)」と言うとていねいに聞こえます。
【例文】 A: How are you? B: I’m doing well, thank you. (順調です、ありがとうございます。) |
「How are you?」の関連表現
「How are you?」と同じように使われる英語表現はいくつかあります。どれもあいさつとしては似ていますが、ニュアンスが少し異なります。
「How are you doing?」
「How are you doing?」は「How are you?」とほぼ同じ意味ですが、少しくだけたカジュアルな響きになります。友人や同僚など、気心の知れた相手との会話でよく使われる「最近どう?」といった意味合いです。
【例文】 Hi, Mark! How are you doing this morning? (やあ、マーク!今朝の調子はどう?) |
「What’s up?」
「What’s up?」は、かなりカジュアルで友達同士のあいさつに使われます。「やあ!」「元気?」のような軽いトーンで言われます。
【例文】 Hey, what’s up?(やあ、どうしてる?) |
「How’s everything?」
「How’s everything?」は、直訳すると「すべて順調?」という意味で相手の仕事・生活・家庭な“全体の様子を聞く質問です。日常会話でもビジネスシーンでも使える表現です。
【例文】 Hey! How’s everything?(やあ、元気にしてる?) |
「How have you been?」
「How have you been?」は、久しぶりに会った人に「最近どうしていましたか?」「どうしてた?」と聞く表現です。
【例文】 It’s been a while! How have you been? (久しぶり!元気にしてた?) |
「How are you?」の使い方をマスターしよう
今回は英語「How are you?」の意味と返し方を解説しました。「How are you?」は、英語圏で最も基本となる挨拶です。ぜひ例文を参考に、How are you? の使い方をマスターして、あなたの英語学習に活かしてくださいね。