「刀で刺す」「蚊が刺す」「串に刺す」は英語で?言い方と読み方をプロ講師が解説【今日のフレーズ#164】

串に刺した食材の写真。「刀で刺す」「蚊が刺す」「串に刺す」は英語で?言い方と読み方をプロ講師が解説【今日のフレーズ#164】

日本語の「刺す」という動詞は、刃物で刺す、虫が刺すなど、幅広い意味で使われる言葉ですよね。しかし、これらをすべて一つの英語で表現することはできません。シチュエーションによって使うべき英語の動詞が全く異なります。この記事では、「刺す」のニュアンスと場面に応じた3つの英語表現を例文を交えて分かりやすく解説します。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

「刺す」を表す英語表現

「刺す」を意味する英語表現は、行為の対象や目的によって使い分けが必須です。今回は、よく使われる3つの英語表現を、例文を交えて分かりやすく解説します。

「刃物で刺す」を表す英語 Stab

「Stab (スタブ)」は、刃物(ナイフなど)や鋭利なもので人を強く突く、突き刺すという意味を持つ英語表現です。主に攻撃的、暴力的な行為を指すため、ニュースや犯罪関連の文脈で使われます。

【例文1】
He was arrested for attempting to stab his opponent. (彼は対戦相手を刺そうとしたため逮捕されました。)
【例文2】
The victim was stabbed in her back. (被害者は後ろから刺された。)

「蚊・クラゲが刺す」を表す英語 Sting

「Sting (スティング)」は、昆虫(蜂、蚊、サソリなど)やクラゲが毒針や毒液を使って刺すという意味を持つ英語表現です。「チクッとした痛み」を伴うニュアンスが含まれます。

【例文1】
The mosquito bite won’t hurt, but the mosquito stings can spread disease. (蚊に刺されても痛くはないですが、病気を広める可能性があります。)
【例文2】
Be careful not to get stung by a jellyfish in the ocean. (海でクラゲに刺されないように注意してください。)

「串に刺す」を表す英語 Skewer

「Skewer (スキューワー)」は、食べ物などを「串(くし)」に刺し通すという意味を持つ英語表現です。料理の文脈で特によく使われます。動詞のSkewerは名詞のskewer (串)から来ています。

【例文1】
We need to skewer the chicken and vegetables before grilling them. (焼く前に、鶏肉と野菜を串に刺す必要があります。)
【例文2】
He skewered the marshmallows over the campfire. (彼はキャンプファイヤーの上でマシュマロを串に刺して焼いた。)
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「刺す」を表す英語表現はさまざま

今回は「刺す」を表す英語表現を3つ紹介しました。「刺す」という行為一つをとっても、Stab (刃物)、Sting (毒針)、Skewer (串)というように、英語ではニュアンスによって全く異なる動詞を使う必要があります。ぜひ例文を参考に日常会話で使ってみてくださいね。

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