英語「recruit(リクルート)」の意味は?使い方・語源をプロ講師が解説【今日のフレーズ#177】

採用活動の画像。英語「recruit(リクルート)」の意味は?使い方・語源をプロ講師が解説【今日のフレーズ#177】

この記事を読んで、プロ講師の解説で「recruit」を完璧にマスターしましょう。

この記事を書いた人のイメージ画像。純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

英語「recruit」の基本的な意味

「リクルート」というカタカナ語は、日本で「採用活動」を指す言葉として定着していますが、英語「recruit」は動詞としても名詞としても使われる単語です。

この単語の語源は、ラテン語のcrescere(育つ)に、「再び」を意味するre-が組み合わさったもので、「再び成長させる」「新しい人を集めて補充する」というコアイメージを持ちます。このイメージが、「採用」「新しく補充された人」という意味に繋がっています。

動詞としての「recruit」

動詞「recruit」の主な意味は「〜を募集する」「〜を採用する」です。主に企業や組織が新しい人材やメンバーをリクルートする際に使われます。

【例文1】
Our company is actively recruiting new engineers. (私たちの会社は、積極的に新しいエンジニアを採用しています。)
【例文2】
The coach tried to recruit the talented athlete to his team. (そのコーチは、才能ある選手をチームに引き入れようとした。)
【例文3】
They need to recruit more volunteers for the charity event. (彼らはチャリティーイベントのためにもっと多くのボランティアを募集する必要がある。)

名詞としての「recruit」

名詞「recruit」は、「新入社員」「新人」「新兵」といった、新しく組織に加わったメンバーを指します。

【例文1】
The new recruits will begin their training next week. (その新入社員たちは来週から研修を始める予定です。)
【例文2】
As a fresh recruit, I felt very nervous on my first day. (新人として、私は初日非常に緊張しました。)
【例文3】
The army sends its recruits to boot camp for rigorous training. (軍隊は新兵を厳しい訓練のためにブートキャンプへ送ります。)

知っておきたい「recruit」の派生語

英語「recruit」をビジネスシーンで完全に使いこなすためには、関連する派生語も重要です。特に採用活動に関わる単語を覚えておきましょう。

「recruitment (採用活動)」

recruitment」は動詞「recruit」の名詞形で、「採用活動」や「募集」といった行為そのものを指します。数えられない名詞として使われることが多いです。

【例文1】
The high cost of recruitment is a challenge for small businesses. (採用活動の高いコストは、中小企業にとって課題です。)
【例文2】
Our recruitment process usually takes about two months. (私たちの募集プロセスは通常約2ヶ月かかります。)

「recruiter (採用担当者)」

recruiter」は「採用担当者」「人事担当者」を意味する名詞で、採用活動を行う人を指します。

【例文1】
She is a professional recruiter specializing in IT fields. (彼女はIT分野を専門とするプロの採用担当者です。)
【例文2】
The company recruiter contacted me about the open position. (その会社の採用担当者が、空いている職について私に連絡してきました。)
スポンサードリンク

「recruit」の類義語との違いと使い分け

名詞としての「recruit」は、「新しく入った人」という意味を持ちますが、他にも似たような意味を持つ英語表現があります。それぞれのニュアンスの違いを理解し、適切に使い分けましょう。

「newcomer」との違いと使い分け

「recruit」は特定の組織やグループへの「新人」を表すのに対して、「newcomer」は、場所やコミュニティに新しくやってきた人。「この町に来たばかりの人」「この業界に入ったばかりの人」など、広範な意味で使われる「新人」です。

【例文1】
Every new recruit must sign an agreement before starting work. (新しく採用された社員は全員、仕事を始める前に契約書に署名しなければなりません。)
【例文2】
The town’s residents were very welcoming to the newcomers who had moved from the city. (町の住民たちは、都会から引っ越してきた新しく来た人々をとても歓迎した。)

「freshman」との違いと使い分け

「freshman」は、1年目の新人や経験が浅い人という、期間や経験に焦点を当てた言葉です。特に、学校での「1年生」を表す場合によく使われます。

【例文1】
Our HR department worked hard to secure the best recruits from top universities this year. (今年の優秀な新入社員を確保するために人事が尽力した。)
【例文2】
Even after a year, he still makes mistakes like a freshman when dealing with clients. (1年経っても、彼は顧客対応の際にまだ入社1年目の社員のようなミスをする。)
スポンサードリンク

【まとめ】英語「recruit」の意味

この記事では、英語の重要単語「recruit」の意味、使い方、そして派生語や類義語との違いを、プロ講師の視点から解説しました。ぜひ日常会話に活かしてください。

🧑🏻‍💼【今日のフレーズ】バックナンバーはこちら

スポンサードリンク