「頑張って」は英語で?英検®1級の英会話講師が解説【今日のフレーズ#8】

誰かを応援する時によく使う「頑張って」。この一言には、励ましやエールなど、様々な気持ちが込められています。しかし、英語には日本語の「頑張って」に完全に一致する単語やフレーズはありません。状況や相手に応じて適切な表現を使い分ける必要があります。今回は、シチュエーション別に使える英語フレーズを3つご紹介します。

この記事を書いた人

・独学で英検®1級合格、TOEIC®925
・英会話講師として年間300人以上に指導
・翻訳家としても活動
・1児の母
・日本生まれ日本育ちの純ジャパ

Good luck!

「頑張って」の最も一般的で、幅広い状況で使えるのがこのGood luck!です。これは「幸運を祈る」という意味合いが強く、テストや面接、試合など、結果が運に左右されるような場面でよく使われます。相手にプレッシャーをかけることなく、シンプルにエールを送りたいときに便利です。

【例文1】
I heard you have a job interview tomorrow. Good luck!
明日、就職の面接があるんだってね。頑張ってね!
【例文2】
You’ve studied hard for this exam. Good luck with the results!
この試験のために一生懸命勉強したんだね。結果がうまくいくように願っているよ!

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Do your best!

Do your best!は、その名の通り「最善を尽くして」という意味です。これは、努力を促すニュアンスが強く、結果よりも過程や努力を重視する場面で使われます。スポーツの試合や、プレゼンテーションなど、自分の力で結果を左右できるような状況で励ますのに適しています。

【例文1】
The coach told us to do our best and leave nothing on the field.
監督は私たちに、最善を尽くして全力を出し切るように言った。
【例文2】
Don’t worry about winning or losing. Just do your best in the competition.
勝敗を気にするな。ただコンペティションで全力を尽くして頑張って!

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Break a leg!

Break a leg!は、「脚を折れ!」と直訳すると不穏に聞こえますが、実はこれは演劇の世界から生まれたイディオムで、「頑張って!」「成功を祈る!」という意味で使われる非常にポジティブなフレーズです。少しユーモアを交えて応援したいときに最適です。

【例文1】
You have a big presentation in front of the whole company. Break a leg!
全社員の前で大プレゼンがあるんだね。頑張ってね!
【例文2】
The actor’s friends said ‘break a leg’ before he went on stage.
俳優の友人は、彼がステージに上がる前に「頑張ってね!」と言った。

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あなたならどう表現しますか?

今回は「頑張って」を表現する3つのフレーズをご紹介しました。Good luckは「幸運を祈る」とシンプルに伝えたいときに、Do your bestは「最善を尽くして」と努力を促したいときに、Break a legは「成功を祈る」というユーモアを込めて応援したいときに適しています。

どのフレーズも相手を励ます気持ちは同じですが、状況によって使い分けることで、より気持ちが伝わります。ぜひ、このブログを参考に、あなたの気持ちに合った「頑張って」を表現してみてください。

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