「隙間」は英語で?4つの言い方を例文付きでプロ講師が解説【今日のフレーズ#123】

日本語の「隙間」は、物と物の間の小さな空間や時間の空きなど、いろいろな場面で使います。英語でも状況によって表現が変わるので、今回は代表的な4つの言い方を例文とともに解説します。

■この記事を書いた人
純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。
「隙間」を表す英語表現
「隙間」を意味する英語表現はいくつかあります。今回は、日常生活からビジネスまでよく使われる5つの英語表現を、例文を交えて分かりやすく解説します。
「隙間」を表す英語① gap
gapは、二つの物体の間にできた「隔たり」を指す英語表現です。例えば、歯と歯の間の隙間や、人間関係の隔たり、時間の空白など「欠けている部分」というニュアンスで使われます。
【例文1】 There is a small gap between the door and the floor. (ドアと床の間に小さな隙間があります。) |
【例文2】 Mind the gap between the train and the platform. (電車とホームの隙間にご注意ください。) |
「隙間」を表す英語② space
space は、主に「空間」「場所」という意味で、物を置くための物理的なスペースや、スケジュール上の空きなど、「利用可能な場所・時間」というニュアンスで使われます。比較的大きめの「隙間」のイメージです。
【例文1】 Leave some space between the chairs. (椅子の間に少し隙間を空けてください。) |
【例文2】 I need more space in my suitcase. (スーツケースにもっと隙間が必要です。) |
「隙間」を表す英語③ opening
opening は「開いている部分」という意味で、狭い隙間や人が通れるような隙間を指すときによく使われます。
【例文1】 There was a small opening in the fence. (フェンスに小さな隙間がありました。) |
【例文2】 He squeezed through the opening between the rocks. (彼は岩の隙間を通り抜けました。) |
「隙間」を表す英語④ crack
crack は「ひび割れ」や「割れ目」を意味します。細い隙間や割れ目、建物や壁の小さな裂け目を表すときに使います。
【例文1】 Water was dripping through the crack in the ceiling. (天井の隙間(割れ目)から水が漏れていました。) |
【例文2】 I could feel cold air coming through the crack. (その隙間から冷たい空気が入ってきました。) |
関連表現「隙間時間」は何て言う?
「隙間時間」という、日常生活の中の短い空き時間を表す英語表現も知っておきましょう。
spare time
spare timeは、「忙しい中わざわざ作った時間」というニュアンスの「隙間時間」です。
【例文】 She studied English during her spare time. (彼女は隙間時間に英語を勉強しました。) |
free time
free timeは、「予定や仕事が入っていない空いている時間」というニュアンスの「隙間時間」です。
【例文】 I like reading books in my free time. (隙間時間に本を読むのが好きです。) |
「隙間」を表す英語はさまざま
今回は「隙間」を表す英語表現を4つ紹介しました。物理的な空間なら gap や space、狭い開口部なら opening、小さな割れ目なら crack を使えます。さらに、時間的な隙間は free time や spare moment と表せます。ぜひ例文を参考に、実際の会話で使ってみてくださいね。毎日コツコツと学習を続け、ぜひ英語習得を一緒に頑張りましょう!
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