高校英文法 単元一覧【英検®&TOEIC®対策にも!】|英検®1級英会話講師が伝授


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高校英文法 単元一覧
高校生レベルの英語力を目指すなら知っておきたい文法事項を一気にご紹介!英検®やTOEIC®対策にも文法の学びなおしは効果的です。
文型
文型とは英文の形を表したもので、5種類ある。
- 第1文型:SV
☆I run. (私は走る。) - 第2文型:SVC
☆I am a student. (私は学生だ。) - 第3文型:SVO
☆I like sushi. (私は寿司が好きだ。) - 第4文型:SVOO
☆I gave him a present. (私は彼にプレゼントをあげた。) - 第5文型:SVOC
☆They call me Emi. (彼らは私をエミと呼ぶ。)
アルファベットが示すものについては、下記の通りである。
- S:Subject(主語)
- V:Verb(動詞)
- O:Object(目的語)
- C:Complement(補語)
- M:Modifier(修飾語)※修飾語(M)は文型を判断する要素には含まれない。
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時制
時制とは、動詞の形を変えることによって、その行為や状態がいつ起こったか、いつ起こるかを示す文法的な概念。日本語では、動詞の活用形によって「〜した」「〜する」といった形で過去、現在、未来を区別するが、英語では動詞の形そのものが変化したり、助動詞と組み合わされたりすることで時制を表す。
- 現在形
「今」だけでなく、「習慣」や「普遍の事実」を表す。
☆I wake up at 7 a.m. every day. (私は毎日7時に起きます。) - 過去形
過去の「一時点」に起こった出来事を表す。
☆I went to the library yesterday. (私は昨日、図書館に行きました。) - 未来形
未来を表す「will」と「be going to」の使い分けが重要。
☆I will help you with your homework. (宿題を手伝うよ。)(今決めた)
☆She is going to study abroad next year. (彼女は来年留学する予定です。)(すでに決まっている) - 進行形
・現在進行形
☆He is playing a video game now. (彼は今、テレビゲームをしています。)
・過去進行形
☆I was listening to music when my mom called. (お母さんから電話があった時、私は音楽を聴いていました。)
・未来進行形
☆They will be waiting for us at the station. (彼らは駅で私たちを待っているでしょう。) - 現在完了形
過去から「今」につながる意味を持ち、3つの用法がある。
・経験用法「~したことがある」
☆I have been to Hawaii three times. (私はハワイに3回行ったことがあります。)
・継続用法「ずっと〜している」
☆He has lived in Tokyo for five years. (彼は5年間、東京に住んでいます。)
・完了・結果「ちょうど〜したところだ」
☆I have just finished my homework. (私はちょうど宿題を終えたところです。)
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仮定法
仮定法では、事実とは異なる仮定などを表す。現在のことを仮定する仮定法過去と過去のことを仮定する仮定法過去完了がある。
- 仮定法過去:動詞の過去形を使い、現在の事実とは異なる仮定などを表す。
☆If we had more money, we could travel to Hawaii.(もし私たちにもっとお金があれば、ハワイへ旅行に行けただろう。) - 仮定法過去完了:動詞の過去完了形を使い、過去の事実とは異なる仮定などを表す。
☆If I had studied harder, I would be able to pass the exam.(もしもっと一生懸命に勉強していたら、試験に合格することができていただろうに。)
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過去完了
過去完了はhad+過去分詞で表され、過去のある時点を基準として、それ以前の状態や動作を表す。過去完了には3つの用法がある。
- 継続用法:過去のある時点を基準として、それ以前に起きた出来事が続いている状態を表す。
☆She had lived in Paris for five years before she moved to London.(彼女はロンドンへ引っ越す前にパリに5年間住んでいました。) - 経験用法:過去のある時点を基準として、それ以前に経験や状態を表す。
☆She had visited Paris three times before she moved there.(彼女がパリに引っ越す前に、彼女は3回訪れたことがありました。) - 完了・結果用法:過去のある時点を基準として、それ以前に動作や状態が終わっている状態を表す。
☆She had already finished her homework before the teacher checked it.(先生が確認する前に、彼女はすでに宿題を終えていました。)
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関係代名詞・関係副詞
関係代名詞にはwhich、who、thatなどがあり、名詞と名詞を説明する節を結び付ける。関係代名詞には種類がある。
- 主格の関係代名詞:節には主語がないことが特徴。
☆The book which is on the table is mine.(テーブルの上の本は私のものです。) - 目的格の関係代名詞:節には主語があることが特徴。
☆The movie which we watched last night was good.(昨日私たちが見た映画は良かった。) - 所有格の関係代名詞:先行詞が関係代名詞節を所有していることを表し説明する。
☆I know a man whose wife is a teacher.(私は妻が教師である男性を知っている。)
関係副詞にはwhere, when, why, howがあり、先行詞を修飾する
- where:先行詞(場所)に関する情報を付加する。
☆I love the city where I was born.(私は自分が生まれた街が好きです。) - when:先行詞(時)に関する情報を付加する。
☆I will never forget that day when I met him.(私は初めて彼に会った日を決して忘れません。) - why:先行詞(理由,事柄)に関する情報を付加する。
☆I want to know the reason why he didn’t come to the party.(私は彼がパーティーに来なかった理由を知りたいです。) - how:先行詞(方法,様式)に関する情報を付加する。
☆I want to know the reason why he didn’t come to the party.(私は彼がパーティーに来なかった理由を知りたいです。)
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複合関係代名詞・複合関係副詞
複合関係代名詞とは、関係代名詞のwho・which・whatにeverが付いたもので、名詞節や副詞節を作る。複合関係代名詞にはwhoever、whichever、whateverがある。
- 複合関係代名詞
・whoever「~する人は誰でも、誰が~しても」
☆Whoever comes to the party is welcome.(パーティーに来る人は誰でも歓迎です。)
・whichever「~するものはどちらでも、どちらが~しても」
☆You can get whichever you like.(あなたは好きな方どちらでも手に入れることができます。)
・whatever「~するものは何でも、何が~しても」
☆You can eat whatever you like for dinner.(夕食には好きなものを何でも食べていいよ。) - 複合関係副詞
・whenever「~する時はいつでも、いつ~しようとも」
☆You can call me whenever you need help.(助けが必要な時はいつでも私に電話してください。)
・wherever 「~するところはどこでも、どこで~しようとも」
☆You can sit wherever you like.(好きな場所にどこでも座っていいですよ。)
・however 「どんなに~しようとも」
☆However long it takes, we will solve this problem.(どんなに時間がかかっても、私たちはこの問題を解決します。)
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原形不定詞
原形不定詞とは、toの付かない不定詞、つまり動詞の原形のこと。原形不定詞は知覚動詞や使役動詞の後ろで用いられる。
- 知覚動詞
see, watch, hear, feel, smell, tasteなど
☆I saw him leave the room.(私は彼が部屋を出るのを見ました。) - 使役動詞
make, have, let
☆The coach made the players practice every day.(コーチは選手たちに毎日練習させました。)
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可算名詞・不可算名詞
可算名詞とは、1つ、2つと数えられる名詞のことである。一方、不可算名詞は、数えられない名詞のことで、物質や抽象的な概念、集合的な名詞などが含まれる。
- 可算名詞
・単数形と複数形がある。
例:a book (単数形) → two books (複数形)
・単数形の場合、基本的にaまたはanを前につける。
例:a dog, an apple
・複数形の場合は、-sや-esをつけるのが基本。
例:dogs, apples, boxes
・many, a few, fewなどの「数えられる」数量詞と一緒に使う。
例:many students, a few questions - 不可算名詞
・単数形しかないため、複数形はない。
例:water, information
・基本的にaやanを前につけることはできない。
例:a water, an informationは誤り
・much, a little, littleなどの「数えられない」数量詞と一緒に使う。
例:much money, a little sugar
・数えたい場合は、「単位」をつけて数える。
例:a glass of water (コップ1杯の水), two pieces of advice (2つのアドバイス)
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分詞
分詞は、動詞が形容詞のように働くように形を変えたもので「現在分詞」と「過去分詞」の2種類ある。 「現在分詞」は動詞の-ing形で、「過去分詞」は動詞の過去分詞のことを指す。
- 現在分詞
「動詞のing形」で、動作が進行中であることや能動的な意味を表します。
☆The boy running over there is my brother. (あそこで走っている少年は私の弟です。) - 過去分詞
過去分詞は、「動詞の過去分詞形」で、動作が完了したことや受動的な意味を表します。
☆The cake made by my mother was delicious. (母に作られたケーキは美味しかった。) - 分詞構文
接続詞と主語とbe動詞を省略した分詞構文を使うことで「時・理由・条件・付帯状況」などを簡潔に表現できる。
☆Watching TV, I fell asleep. (テレビを見ていたら、寝てしまった。)
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話法
話法とは、誰かが言ったことを伝える方法のことで、直接話法と間接話法の2種類がある。
- 直接話法
直接話法は、誰かが実際に言った言葉をそのまま引用する方法。セリフを括弧(” ”)で囲み、発言者の言葉を正確に伝える。
☆He said, “I am hungry.” (彼は「お腹が空いた」と言った。) - 間接話法
間接話法は、誰かの発言を、聞いた人が自分の言葉で伝える方法。主節の時制や、発言内容の時制、代名詞などを変更する必要がある。
☆He said that he was hungry. (彼はお腹が空いていると言った。)
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高校文法を理解して英語の基礎を固めよう
高校文法は、英語の土台となるルールを体系的に学びます。中学で習った文法をより深く掘り下げ、時制、仮定法、関係詞、分詞といった複雑なルールを理解することで、文の構造が正確に把握できるようになります。 この基礎がしっかりしていると、新しい単語や表現に出会ったときも、その文がどのように構成されているかを理解しやすくなります。
また文法力を高めることは、これらの試験などで高得点を取るための最短ルートの一つです。特にTOEICでは、文法問題が全体のスコアに大きく影響するため、学び直しは直接的なスコアアップにつながります。
在宅英語では、さまざまな文法事項を解説しています。ぜひ学び直しに活用してくださいね。
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