【完全版】英語の接頭辞一覧!意味や英単語の例も英検1級プロ講師が解説

英語の膨大な単語を一つずつ丸暗記することに限界を感じていませんか?実は、効率よく語彙力を伸ばしている人は、単語を丸ごと覚えているのではなく、パーツに分解して理解しています。その最も重要なパーツが「接頭辞」です。
英語の接頭辞を知ることで、初めて見た英単語の意味を推測できるようになったり、英単語の暗記スピードが何倍にも跳ね上がったりします。この記事では、英検®1級を持つ英語講師が、接頭辞の基礎知識から具体的な英単語の例までを網羅して分かりやすく解説します。

この記事を書いた人
純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年長で英検®5級、小学5年生で英検®準1級合格など子供の英検®指導に定評あり。分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。インスタフォロワーは1万人越え、字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持つ。
英語の接頭辞とは?語源学習の3つのメリット

英語の接頭辞を学ぶ3つのメリットを具体的に見ていきましょう。
初見の英単語でも意味が推測できるようになる
接頭辞の意味を頭に入れておくと、英文を読んでいるときに知らない英単語に出会っても、その場で大まかな意味を推測できるようになります。文脈に加えて接頭辞というヒントがあるため、いちいち辞書を引かなくてもスムーズに読むことが可能になります。
英単語の暗記効率が上がる
英単語をランダムに丸暗記しようとすると膨大な時間がかかりますが、接頭辞という共通のルールでグループ化して覚えることで、学習効率が圧倒的に向上します。一つの接頭辞を覚えるだけで、それに関連する複数の英単語をいっぺんに芋づる式に記憶できるようになります。
覚えた英単語を忘れにくくなる
ただのアルファベットの羅列として暗記した単語はすぐに忘れてしまいがちですが、語源から理解して覚えた英単語は、脳に深く定着します。仮に単語を忘れてしまっても、接頭辞を手がかりに記憶を呼び起こすことができるため、長期記憶になりやすいのがメリットです。
英単語を構成する3つの要素

多くの英単語は、いくつかのパーツが組み合わさってできています。たとえば、「unbelievable(信じられない)」という英単語も、3つの要素に分解することができます。
接頭辞(Prefix)とは
接頭辞は、単語の頭につくパーツのことで、その単語の基本的な意味のニュアンスを決定する役割を持ちます。unbelievableにおいては、先頭の「un-」が接頭辞にあたり、「否定(〜ではない)」という意味を付け加えています。
語根(Root)とは
語根は、単語の核心となる中心的な意味を持つパーツです。unbelievableにおいては、真ん中の「believe」が語根にあたり、「信じる」という核となる意味を担っています。
接尾辞(Suffix)とは
接尾辞は、単語の末尾につくパーツのことで、主にその単語の品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞など)を決定する役割を持ちます。unbelievableにおいては、語尾の「-able」が接尾辞にあたり、「〜できる(形容詞)」という意味と品詞を形作っています。
これらが合体することで、「信じる(believe)」ことが「できる(-able)」「ではない(un-)」となり、最終的に「信じられない」という意味になります。
これだけは覚えたい!英語の接頭辞一覧
英語の接頭辞には数多くの種類がありますが、まずは日常会話や資格試験で頻出する接頭辞から押さえていきましょう。
否定・反対を表す接頭辞(un-, in-, dis-, mis-)
- un-(〜でない、反対)
例:unhappy(不幸な)、unfair(不公平な)、unknown(未知の) - in-(〜でない、中に) ※後ろに続く文字によって im-, il-, ir- に変化します
例:impossible(不可能な)、incorrect(不正確な)、illegal(違法な) - dis-(否定、離れて)
例:disagree(同意しない)、dislike(嫌う)、disappear(消える) - mis-(誤った、悪い)
例:misunderstand(誤解する)、misstake(誤り)、mislead(誤解を招く)
時間・前後を表す接頭辞(pre-, post-, fore-)
- pre-(前の、あらかじめ)
例:prepare(準備する)、preview(下見、予告編)、prewar(戦前の) - post-(後の、次に)
例:postwar(戦後の)、postpone(延期する)、postscript(追伸) - fore-(前の、前方に)
例:forehead(額)、forecast(予測する)、foresee(予見する)
位置・方向を表す接頭辞(sub-, ex-, inter-, trans-)
- sub-(下の、下位の)
例:subway(地下鉄)、subconscious(潜在意識)、submarine(潜水艦) - ex-(外へ、前の)
例:export(輸出する)、exit(出口)、ex-president(前大統領) - inter-(〜の間、相互の)
例:international(国際的な)、interview(面接)、internet(インターネット) - trans-(越えて、変える)
例:transport(輸送する)、translate(翻訳する)、transform(変形させる)
数・量を表す接頭辞(uni-, bi-, tri-, multi-)
- uni-(1つの)
例:universe(宇宙)、uniform(制服)、unicorn(一角獣) - bi-(2つの)
例:bicycle(自転車)、bilingual(二言語を話す)、biweekly(隔週の) - tri-(3つの)
例:triangle(三角形)、triple(3倍の)、tricycle(三輪車) - multi-(多くの)
例:multimedia(マルチメディア)、multicultural(多文化の)、multitask(マルチタスク)
数・量を表す接頭辞(uni-, bi-, tri-, multi-)
- co-(共に、共同の)
例:worker(同僚)、coexist(共存する)、cooperate(協力する) - con-(共に、完全に) ※後ろに続く文字によって com-, col-, cor- に変化します
例:connect(つなぐ)、conclusion(結論)、combine(結合する)
接頭辞の変化ルール(同化作用)に注意
英語の接頭辞を学ぶ上で、知っておくべき重要なルールが「同化作用」です。これは、後ろに続く語根の最初の音に合わせて、接頭辞の最後のスペルが発音しやすいように変化する現象を指します。
たとえば、否定を表す「in-」は、後ろに p が来ると「im- (impossible)」になり、l が来ると「il- (illegal)」になり、r が来ると「ir- (irregular)」に変化します。スペルが少し変わっても、根本にある接頭辞の意味は同じであることを見抜けるようになると、英単語への理解がさらに高まります。
英語の接頭辞を覚えよう
英語の接頭辞を理解することは、英単語の暗記を効率化し、理解力を底上げする助けとなります。英検®やTOEIC®テストといった試験の長文読解でも、接頭辞の知識があれば見たことがない単語にも冷静に対処できることが増えるでしょう。まずは本記事で紹介した重要な接頭辞から少しずつ覚えて、毎日の英語学習に役立ててください。
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