「賛成」は英語で?英検1級の英会話講師が解説【今日のフレーズ#10】

誰かと意見を共有し、「私もそう思います」と伝えたいとき、いつも「I agree with you.」ばかり使っていませんか?もちろん、この表現は正しいですが、英語には他にも様々な言い方があります。今日の記事では、状況やニュアンスに応じて使い分けられる英語フレーズを、英検1級を持つ講師の視点から3つご紹介します。

この記事を書いた人

・独学で英検®1級合格、TOEIC®925
・英会話講師として年間300人以上に指導
・翻訳家としても活動
・1児の母
・日本生まれ日本育ちの純ジャパ

I can’t agree with you more.

I can’t agree with you more.は、「これ以上同意できないほど同意しています」という意味で、相手の意見に強く賛同する気持ちを伝えるときに使います。「全くその通りです」「大賛成です」といった強い同意のニュアンスが含まれており、会話を盛り上げるのに役立ちます。

【例文1】
A: This new project is a great opportunity for our company.
 この新しいプロジェクトは、我が社にとって素晴らしい機会です。
B: I can’t agree with you more. We should definitely go for it.
 全くその通りです。ぜひやるべきです。
【例文2】
A: The new restaurant down the street is fantastic.
 通りの新しいレストラン、最高だね。
B: I can’t agree with you more. The food is amazing.
 本当にそう思うよ。料理が素晴らしい。

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We are on the same page.

直訳すると「私たちは同じページにいる」となりますが、これは「同じ考えを持っている」「意見が一致している」という意味で使われるイディオムです。特に、ビジネスの場やプロジェクトの進行状況を確認するときなど、「認識を共有している」ことを確認するのに適しています。

【例文1】
A: I think we need to focus on marketing first. What do you think?
 まずはマーケティングに注力すべきだと思います。どう思いますか?
B: We are on the same page. Let’s start planning the campaign.
 同意見です。キャンペーンの計画を始めましょう。
【例文2】
I’m glad to hear that. I feel we are on the same page about this matter.
それを聞いて嬉しいです。この件に関して、私たちは同じ認識を持っていると感じます。

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I can say that again.

I can say that again.は、「私も同じことを言える」という意味で、相手の意見に強く同意する際に使います。特に、相手が言ったことに対して「本当にその通りだね!」と相槌を打つような感覚で使うことができ、より口語的で親しみやすい表現です。

【例文1】
A: The traffic is terrible this morning.
 今朝はひどい渋滞だね。
B: I can say that again. I was stuck for over an hour.
 本当にその通りだ。1時間以上も動けなかったよ。
【例文2】
A: This deadline is just too tight.
 この締め切りはきつすぎるよ。
B: I can say that again. It’s almost impossible to finish everything in time.
 本当にそうだね。時間内に全部終わらせるのはほぼ不可能だ。

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気持ちをより豊かに表現しよう

今回は「同意する」を表現する3つのフレーズをご紹介しました。I can’t agree with you more.は強い同意を、We are on the same page.は認識の一致を、I can say that again.は口語的に共感を伝えるのに適しています。

「I agree with you.」ももちろん正しい表現ですが、いろいろなフレーズを使い分けることで、あなたの気持ちをより豊かに、そしてネイティブスピーカーのように自然に伝えることができます。ぜひ、今日の記事を参考に、さまざまな状況で活用してみてください。

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