「踏まないで」は英語で?3つの言い方を例文付きでプロ講師が解説【今日のフレーズ#122】

「踏まないで」と英語で伝えたいとき、どんなフレーズを使えばよいか迷いませんか?実は、状況に合わせていくつか言い方があります。今回は、よく使われる3つの英語表現を例文とともに紹介します。

■この記事を書いた人
純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。
「踏まないで」を表す英語表現
「踏まないで」を意味する英語表現はいくつかあります。今回は、日常会話や看板などでよく見かける3つの言い方を、ニュアンスと例文を交えて分かりやすく解説します。
「踏まないで」を表す英語① Don’t step on
最もシンプルで分かりやすい言い方が Don’t step on です。「~を踏まないで」という直接的な表現で、人や物、床にあるものを踏んでほしくないときに使えます。口頭で伝える場合は、こちらを使いましょう。
【例文1】 Ouch! Don’t step on my foot. (痛い!足を踏まないで。) |
【例文2】 Please don’t step on the flowers. (花を踏まないでください。) |
「踏まないで」を表す英語② Keep off
Keep off は「~に立ち入らないで」という意味で、公園の芝生やペンキ塗りたての注意書きに多く使われます。看板や貼り紙で注意を促したい場合は、こちらの表現を使いましょう。
【例文1】 Keep off the grass. (芝生に入らないでください。) |
【例文2】 Keep off the wet floor. (濡れた床を踏まないでください。) |
「踏まないで」を表す英語③ Keep out
Keep outは、建物や敷地内に入らないように警告するときに使われる英語表現です。関係者以外は入れない建物や私有地に入ってほしくない時に使用します。Keep offが表面や上部に乗る・触れることを禁止するのに対して、Keep outは、空間やエリアに進入することを禁止する表現です。
【例文1】 Keep Out! Private Property. (立入禁止!私有地です。) |
【例文2】 Keep out! Construction Zone. (立入禁止!工事区域です。) |
関連表現「立ち入り禁止」は英語で?
標識や看板でよく見かける「立入禁止」という英語表現についても知っておきましょう。
- No Entry 「立入禁止」
入ってはいけないことを示します。 - Staff Only 「関係者以外立入禁止」
「スタッフ(関係者)のみ」という意味で、それ以外の人の立入を禁止する表現です。
「踏まないで」を表す英語はさまざま
今回は「踏まないで」を表す英語表現を3つ紹介しました。口頭で言うなら Don’t step on、看板や注意書きなら Keep offやKeep outを使いましょう。ぜひ例文を参考に、実際の会話やシーンで使ってみてくださいね。毎日コツコツと学習を続け、ぜひ英語習得を一緒に頑張りましょう!
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