「同僚」は英語で?ColleagueとCoworkerの違いとビジネスで使える関連表現を英検®1級プロ講師が解説【今日のフレーズ#189】

「同僚」のイメージ画像。「同僚」は英語で?ColleagueとCoworkerの違いとビジネスで使える関連表現を英検®1級プロ講師が解説【今日のフレーズ#189】

職場で「同僚」を英語で正しく呼べていますか?ColleagueとCoworkerの微妙な違いや、ビジネスの人間関係で必須の英語フレーズをプロ講師が解説します。

この記事を書いた人のイメージ画像。純ジャパながら独学で英検®1級、TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師。

この記事を書いた人

純ジャパながら独学で英検®1級TOEIC®925を取得。年間300人以上に指導している現役英会話講師です。字幕・吹替・広告翻訳家としての顔も持ち、現在は1児の母として子育てと両立しながらフランス語も話すマルチリンガルに。メディア会社での役職経験を活かした分かりやすい解説で、英語学習に役立つコンテンツをお届けしています。

「同僚」を表す英語表現

日本語の「同僚」という言葉は一つですが、英語では状況や関係性によって複数の表現を使い分けています。

最も一般的な「同僚」の英語 Colleague

Colleague (カリーグ) は、同じ専門職や専門分野に属する同僚を指す、フォーマルな英語表現です。オフィス内だけでなく、学術界や医療界など、同じ専門的地位にある人全般に使われます。

【例文1】
I had lunch with my colleague. (同僚とランチをしました。)
【例文2】
She is a highly respected colleague in the field of law. (彼女は法律分野で非常に尊敬されている同僚だ。)
【例文3】
I discussed the new project with my colleague in the research department. (研究部門の同僚とその新しいプロジェクトについて話し合った。)

職場で一緒に働く「同僚」の英語 Coworker

Coworker (コワーカー) は、同じ場所 (オフィスや会社) で一緒に働く人を指す、カジュアルで日常的な英語表現です。地位や職種に関係なく使えます。

Co-workerとハイフンを入れて表記することもありますが、近年はCoworkerのようにハイフンなしで表記するのが一般的です。

【例文1】
I often go to lunch with my coworkers in the sales team. (私は営業チームの同僚とよくランチに行く。)
【例文2】
My coworker helped me finish the presentation on time. (私の同僚がプレゼンを時間内に終えるのを手伝ってくれた。)
【例文3】
He is a friendly coworker who started last month. (彼は先月入社した親切な同僚だ。)

「チームメンバー」の英語 Teammate

Teammate (チームメイト)は、同じチームやプロジェクトに所属する同僚を指します。Coworkerよりも協調性や一体感がニュアンスに含まれます。

【例文】
We must support our teammates to win the competition. (競争に勝つためにはチームメイトを支援しなければならない。)

「同僚」のスラング Buddy

Buddy (バディ)は、親しい、気心の知れた同僚や仲間を指す、カジュアルな表現です。

【例文】
Hey buddy, let’s grab a coffee. (やあ同僚、コーヒーでも飲みに行こう。)
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「同僚」に関する英語表現

同僚とのコミュニケーションは、ビジネスを円滑に進める上で不可欠です。具体的なアクションに関する英語フレーズを習得しましょう。

同僚に「手伝いを求める」フレーズ

【フレーズ1】
Could you help me out? (助けてもらえませんか?)
【フレーズ2】
Can you give me a hand with this? (これを手伝ってくれますか?)
【フレーズ3】
I need a little assistance. (少し手助けが必要です。)

同僚を「励ます」フレーズ

【フレーズ1】
You got this! (君ならできるよ!/ 大丈夫!)
【フレーズ2】
Keep up the good work! (その調子で頑張って!)
【フレーズ3】
Almost there! (もう少しだ!)

同僚を「褒める」フレーズ

【フレーズ1】
That’s excellent work. (それは素晴らしい仕事だね。)
【フレーズ2】
You handled that situation very well. (その状況に非常によく対処したね。)
【フレーズ3】
I appreciate your effort on this. (これに対するあなたの努力に感謝します。)

同僚を「ランチに誘う」フレーズ

【フレーズ1】
Are you free for lunch? (ランチは空いている?)
【フレーズ2】
Do you want to grab a bite later? (後で何か食べに行かない?)
【フレーズ3】
Let’s go get some food. (何か食べに行こう。)

同僚と「雑談する」フレーズ

【フレーズ1】
How was your weekend? (週末はどうだった?)
【フレーズ2】
Anything fun planned for tonight? (今夜何か楽しい計画はある?)
【フレーズ3】
Did you watch the game last night? (昨夜の試合見た?)
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役職・地位を表す英語表現

同僚だけでなく、職場の人間関係全体を英語で表現できるようになりましょう。特に日本特有の「先輩」「後輩」は英語に直訳がありません。

「上司」「部下」を表す英語

「上司」を表す英語表現はいくつかあります。

Boss (ボス)最も一般的な表現。ややカジュアル。
「自分より地位が上で指示を出す人」というニュアンス。
Supervisor (スーパーバイザー)「作業や現場の進捗を直接監督する人」というニュアンス。
Manager (マネージャー)「部門や組織全体の責任者」というニュアンス。
Supervisorよりも広い権限と責任を持つ。

「部下」を表す英語表現もいくつかあります。

Subordinate (サボーディネイト)フォーマルな表現。
権限や地位が自分より下の人を指します。
Report (レポート)自分に直接報告する義務がある人、つまり「直属の部下」を指します。

動詞を使って「上司」「部下」を表す

動詞を使うことで、誰が上司で誰が部下であるかという上下関係を表現できます。

Work for [人][人]の下で働く雇用関係の上下関係を示す、最も一般的な表現です。誰の元で働いているかを伝えます。
(例)I work for Ms. Tanaka in the HR department. (私は人事部の田中さんの下で働いています。)
Report to [人][人]の下で働く職務上の報告義務に基づいて上下関係を示す、ビジネスシーンで頻出する表現です。
(例)My team reports to the Sales Manager. (私のチームは営業マネージャーに報告します。)

「同期」「先輩」「後輩」を表す英語

「同期」「先輩」「後輩」は、下記のように表すことができます。

同僚a colleague from the same year英語では該当する表現がないため、説明的な表現になります。
(例)She is my colleague from the same year. (彼女は私の同期です。)
先輩Senior(シニア)Seniorは地位や経験が上であることを示します。
(例)My senior colleague(私の先輩)
後輩Junior(ジュニア)Juniorは地位や経験が下であることを示します。
(例)My junior colleague(私の後輩)
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【まとめ】「同僚」の英語表現をマスターしよう

今回は、「同僚」の英語表現を紹介しました。この記事を参考に、実際のビジネス英会話で役立ててくださいね。

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