catを使った英語イディオム4選【英検®1級英会話講師が解説】

イディオムは、ネイティブスピーカーが日常会話で頻繁に使う表現です。より自然で流暢な英語を話せるようになるには、継続的な学習が不可欠。

今回はcat「ネコ」を使ったイディオムを4つご紹介していきます。

この記事を書いた人

・独学で英検®1級合格、TOEIC®925

・現役英会話講師として年間300人以上に指導

・翻訳家としても活動

・1児の母

・日本生まれ日本育ちの純ジャパ

fight like cat and dog

直訳すると「ネコとイヌのように戦う」という意味です。その様子から「犬猿の仲である」「激しく口論する」という意味で使われるイディオムです。実際の例文をいくつか見てみましょう。

【例文1】
My brother and sister fight like cat and dog.
私の弟と妹はいつも激しいけんかしている。
【例文2】
The two political parties fight like cat and dog during election season.
選挙シーズンになると、二つの政党は仲が悪くなる。

like the cat that got the cream

ネコがクリームを手に入れて満足げな様子を表すイディオムで、「得意満面」「ご機嫌」「有頂天」といった意味合いで使われます。実際の例文をいくつか見てみましょう。

【例文1】
The kids were like the cat that got the cream when they opened their presents on Christmas morning.
子どもたちはクリスマスの朝、プレゼントを開けてご満悦だった。
【例文2】
When he heard his rival had failed, he looked like the cat that got the cream.
ライバルが失敗したと聞いたとき、彼は得意げだった。

be the cat’s whiskers

ネコのひげのことを “whisker”と言い、このイディオムは「最高」「他の何よりも良い」といった意味があります。実際の例文をいくつか見てみましょう。

【例文1】
His new sports car is the cat’s whiskers!
彼の新しいスポーツカーは最高だ!
【例文2】
The concert last night was the cat’s whiskers. The band was incredible.
昨夜のコンサートは最高だった。バンドが素晴らしかったよ。

not have a cat in hell’s chance

あることが起こる可能性が全くない、つまり「全く見込みがない」という意味のイディオムです。haveの部分がgetに変わることもあります。実際の例文をいくつか見てみましょう。

【例文1】
I haven’t studied at all for this exam. I don’t have a cat in hell’s chance of passing.
この試験は全く勉強していないから、合格の見込みは全くない。
【例文2】
Our team is playing against the champions. We don’t have a cat in hell’s chance of winning.
私たちのチームはチャンピオンと対戦する。勝つ見込みは全くない。

少しずつイディオムを覚えていこう

英語のイディオムは豊富にあり、数回の勉強で全て覚えることは難しいです。定期的に少しずつ覚えたり、テーマ別に学習したり、工夫して習得していきましょう。

例えば今回は、cat「ネコ」を使ったイディオムを紹介しましたが、動物を使ったイディオムはまだまだあります。好きな動物に関するイディオムがあるか調べてみるのも良いですね。

この記事があなたの英語力アップにつながると幸いです。