「グリーンブック」で学ぶ英語|洋画で英語学習
映画で学ぶ英語シリーズ第13弾
※この記事にはネタバレを含みます
映画を観ればいろいろな英語表現が学べる!今回は「グリーンブック(原題:Green Book)」に出てくる英語表現をご紹介。1960年代のアメリカ南部を舞台に描かれたこの作品。人種差別が蔓延る社会でアフリカ系アメリカ人のピアニスト、シャーリーとドライバーとして雇われたイタリア系アメリカ人のトニーが2か月に及ぶツアーを慣行する。ピアニストとして称賛されつつも、舞台裏では黒人として差別を受けるシャーリー。その様子を側で見ていたトニーは黒人に対する意識が変化していく。
グリーンブックとは?
時は1960年代。ニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めるイタリア系アメリカ人のトニー・リップは、少々いい加減なところがあるものの、問題を対処する能力や口のうまさで職場でも家庭でも頼りにされている男だ。しかし、ナイトクラブが改装閉店のため仕事がなくなり、トニーは黒人ピアニストのドクター・シャーリー率いるトリオのアメリカ南部ツアーで運転手を務めることになる。特に差別多い南部地域へ黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、ツアーを最後までやり遂げようと奮闘する。
OSCAR®を3回受賞しており、とても見ごたえがあって何度見ても学びや感動がある作品です。
グリーンブックから学べる英語表現
couple
トニーが求職中だと家族の食事中に話す妻のドローレス。
Dolores: The Copa’s closing for repairs. So he just needs something for a couple months.
ドローレス:コパ(トニーが働くナイトクラブ)が改装で閉店するの。だから2~3か月間何か代わりの仕事が必要なの。
グリーンブックより
couple 2つの、2~3の |
Do yourself a favor.
ナイトクラブで騒ぎを起こしたチンピラに対してトニーが…
Tony: Do yourself a favor. Go home with your friends.
トニー:悪いことは言わないから仲間を連れてとっとと帰りな。
グリーンブックより
Do yourself a favor. ~ 悪いことは言わないから~、頼むから~(相手にとって有益になることをするよう勧める表現) |
pull out
トニーが車を出そうとすると、シャーリーが…
Shirley: Before we pull out Tony, we need to have a talk.
シャーリー:車を出す前に、話がある。
グリーンブックより
pull out (乗り物)を出発させる |
In my humble opinion,
初公演が始まる前、シャーリーからトニーへ…
Shirley: I will be introduced when entering these intimate events. You will be introduced as well. In my humble opinion, Vallelonga may be difficult to pronounce. So, I was thinking…Valle would be more appropriate. Tony Valle.
シャーリー:観客との距離感が近いイベントでは、私のことを紹介してくれる。君も紹介されるだろう。私的には、バレロンガというのは発音しづらいかもしれない。だから考えたのだが、バレが適切だと思う。トニー・バレだ。
グリーンブックより
In my humble opinion, 私見では、私に言わせれば、私の愚見では |
stay in touch
シャーリーがトニーに自分の家族について話すシーン。
Shirley: I have a brother somewhere. We used to get together once in a while… but it got more and more difficult to stay in touch.
シャーリー:兄弟がどこかで暮らしている。昔は時々会っていたが、連絡を取り続けるのが段々と難しくなっていった。
グリーンブックより
stay in touch 連絡を取り続ける |
グリーンブックで英語を勉強しよう
この映画では人種差別などセンシティブなシーンもありますが、歴史上の過ちを学ぶきっかけになりました。終盤にかけてトニーとシャーリー2人の友情が深まっていき、最後まで目が離せません。ぜひ歴史などの教養を深めながら英語学習にも役立ててみてください。
映画で学ぶ英語は今後も続々投稿予定。お見逃しなく。
“「グリーンブック」で学ぶ英語|洋画で英語学習” に対して2件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。