【学び直し英語】高校文法 分詞
高校で習う分詞について学び直しましょう!

分詞は、動詞が形容詞のように働くように形を変えたものです。日本語にはない概念なので難しく感じますが、「現在分詞」と「過去分詞」の2種類を使いこなせば、表現の幅がグッと広がります。
分詞とは?
分詞は、動詞が形容詞のように働くように形を変えたもので「現在分詞」と「過去分詞」の2種類あります。 「現在分詞」は動詞の-ing形で、「過去分詞」は動詞の過去分詞のことを指します。
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現在分詞
👉POINT:現在分詞とは動詞のing形のことで、「〜している」「〜しているところの」といった意味がある。 |
現在分詞は、「動詞のing形」で、動作が進行中であることや能動的な意味を表します。形容詞として名詞を修飾したり、be動詞と一緒に進行形を作ったり、文の要素として使われたりします。
☆例文
- The boy running over there is my brother. (あそこで走っている少年は私の弟です。)
- I heard my dog barking. (私は犬が吠えているのを聞いた。)
- It was a very exciting game. (それはとてもわくわくする試合だった。)
過去分詞
👉POINT:過去分詞とは動詞過去分詞形のことで、「〜された」といった意味がある。 |
過去分詞は、「動詞の過去分詞形」で、動作が完了したことや受動的な意味を表します。形容詞として名詞を修飾したり、have動詞と一緒に完了形を作ったり、be動詞と一緒に受動態を作ったりします。
☆例文
- The cake made by my mother was delicious. (母に作られたケーキは美味しかった。)
- I found the window broken. (私は窓が壊れているのを見つけた。)
- I was very interested in the topic. (私はその話題にとても興味があった。)
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分詞構文
「分詞」の単元で、現在分詞(-ing)と過去分詞(-ed)の基本的な使い方を学んだ後に、それを応用した「分詞構文」を習うのが一般的です。
👉POINT:分詞構文を使うことで「時・理由・条件・付帯状況」などを簡潔に表現できる。 |
分詞構文は、接続詞で始まる副詞節を分詞を使って簡潔に表現する方法です。同じ主語が繰り返される場合に、文をすっきりとまとめることができます。
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☆例文
- Watching TV, I fell asleep. (テレビを見ていたら、寝てしまった。)(While I wasを省略)
- Not knowing what to do, I asked my teacher. (何をすべきか分からなかったので、先生に尋ねた。)
- Written in easy English, this book is very popular. (やさしい英語で書かれているので、この本はとても人気がある。)(As the book isを省略)
練習問題
以下の日本語を英語にしてみましょう。
- 英語で書かれた手紙を読んだ。
- 彼はとても疲れた様子だった。
- 私は電車の中で寝ている赤ちゃんを見た。
- その知らせを聞いて、彼女は喜んだ。(分詞構文)
答え合わせ
- I read the letter written in English.
解説:「書かれた」という受動的な意味なので、過去分詞 writtenを使います。 - He looked very tired.
解説:「疲れさせられた」という意味合いなので、過去分詞 tiredを使います。 - Hearing the news, she was happy.
解説:「〜して」という理由を表す分詞構文です。「聞いた」という能動的な動作なので、現在分詞hearingを使います。 - I saw a baby sleeping in the train.
解説:「寝ている」という能動的な動作なので、現在分詞sleepingを使います。